これまで『ビフォア』シリーズで主人公のジェシーを演じてきたイーサン・ホーク(46)が、シリーズ続編の可能性を示唆した。リチャード・リンクレーター監督による1995年『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』から続く同恋愛映画でセリーヌ役のジュリー・デルピーと主演を務めているイーサンが、続編の可能性について次のように答えた。「分からないな。2作目を撮り終えたときは完全に続編があるなと感じたけれど。1作目の冒頭に列車の中で口論している中年夫婦が登場するんだけど、3作目では今度は僕らがそんな夫婦になって幕を閉じた。だから物語は既に完結しているようにも感じるんだ」。「もし続編を作るとするなら、形態を変えなければいけないね。全く違った内容にさ。ジュリーとリチャードと僕でまた一緒に仕事をするかもしれないな。僕たちがあの登場人物たちを演じるには、新たなエネルギーを必要とするよ。まだ、どうなるか分からないけれどね」「少なくともあと5年は待たないといけないんじゃないかな。これまでそうしてきたから。『ビフォア・サンライズ』の5年後に、『ウェイキング・ライフ』。そして『ビフォア・ミッドナイト』で僕らが再会を果たしたのが『ビフォア・サンセット』の5年後。だから次は『ビフォア・ミッドナイト』の5年後に会うことになるかもね。期待して待っていてよ」。また、イーサンは長年にわたって関わり続けた同シリーズをとても思い入れの強い作品だと語り、「The Independent」紙にこう付け加えた。「『ビフォア』シリーズね。『6才のボクが、大人になるまで。』と『ビフォア』シリーズは、これまでの出演作の中でも言葉にできないくらい特に思い入れの強い作品だよ。僕は9年ごとにジェシーを演じ続けてきたから」「初めてジェシーを演じたのは僕が25歳のときで、最新作では41歳。既にこの映画は僕の一部となっていて、プライベートな自分もかなり投影されているんじゃないかな。『6才のボクが、大人になるまで』の撮影は12年間かけて1つの役柄を演じたんだ。だからこの2作品はある意味僕の一部で、ほかの映画は1つの窓といった感じかな」。(C) BANG Media International
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