魚喃キリコ・原作の漫画を、臼田あさ美主演、共演に太賀、オダギリジョーを迎え11月に映画化される『南瓜とマヨネーズ』。この度、本作の場面写真が初公開された。ツチダは同棲中の恋人・せいいちのミュージシャンになる夢を叶えるために、内緒でキャバクラで働き生活を支えていた。一方、無職で曲が書けずスランプに陥ったせいいちは、毎日仕事もせずにダラダラと過ごす日々。しかし、ツチダがキャバクラの客・安原(光石研)と愛人関係になり、生活費を稼いでいることを知ったせいいちは心を入れ替え働き始める。そんな矢先、ツチダにとって、いまでも忘れられない昔の恋人・ハギオと偶然、再会を果たした。過去の思い出にしがみつくようにハギオにのめり込んでいくツチダだったが…。恋愛マンガの金字塔作品として呼び声の高い、魚喃氏の同名コミックを映画化する本作。『パビリオン山椒魚』『乱暴と待機』の鬼才・冨永昌敬監督が手掛け、もろく崩れやすい日常の大切さを説きながらも、女性の切ない恋模様をリアルに描いた原作世界を忠実に再現させている。主人公ツチダ役を臼田さんが演じるほか、ツチダに生活を支えられながら夢を追うミュージシャン志望の恋人・せいいち役に太賀さん、そしてツチダが再会を果たす忘れられない昔の恋人・ハギオ役にオダギリさんが扮している。キャストが発表された際には、「ぴったりはまるって表現が合いそうな納得の人選」「わかるわ~~って感情がドンピシャついてくるキャスティングが素晴らしい!!」と原作ファンからも賞賛する声が上がっている。そしてこのほど公開されたのは、ツチダと物語の中心となる2人の男性との関係が垣間見える場面写真。せいいちとは、同棲中の部屋で親しげに寄り添うカットが。一方、ハギオと写る密会シーン写真では、どこか後ろめたい表情を見せるツチダが写し出され、対照的な2人の関係性が伺える。さらに、ツチダがタバコを片手に思い悩む姿は、「ツチダは臼田さん以外にはありえません」と冨永監督が自信を覗かせるように、原作のツチダを彷彿とさせる。なお、この場面写真は、重版の決定した原作の帯に別カットとともに使用されており、書店にて順次展開されていくようだ。『南瓜とマヨネーズ』は11月、新宿武蔵野館ほか全国にて公開予定。
仲野太賀の20代をふり返るオールナイト上映『ほとりの朔子』『南瓜とマヨネーズ』『あの頃。』 2024.11.15 Fri 14:00 「odessa Midnight Movies[vol.23]20代の太賀と仲野太賀AN特…