国民的アニメ「ドラえもん」の劇場版シリーズ37作目となる『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』。先日、平井堅が主題歌を担当することが明らかになった本作のゲスト声優に、無類のドラえもん好きで名高いお笑い芸人「サバンナ」の高橋茂雄と相方・八木真澄が抜擢されたことが分かった。映画第1作目が公開された1980年から人気を博している『映画ドラえもん』シリーズ。今回の舞台は南極。真夏の暑さに耐えかねたのび太たちが向かったのは、南太平洋に浮かぶ巨大な氷山。ひみつ道具「氷細工ごて」で遊園地を作っていたのび太たちは、氷漬けになっている不思議なリングを見つける。調べてみたところ、そのリングが埋まっていた氷は、人が住んでいるはずもない10万年前の南極のものだった。南極へと向かうドラえもんたち。その前に、氷の下に閉ざされた巨大な都市遺跡が姿を現す――。「サバンナ」の2人が演じるのは古代遺跡を守る石像。音が弱点のオクトゴンを八木さんが、オクトゴンより賢い怪鳥ヤミテムを高橋さんが演じる。声優初挑戦となった八木さんはアフレコ当日緊張の面持ちでスタジオ入りしたが、音響監督から指示を仰ぐと、すぐさまコツを掴んだようでいつもの八木さんとは思えない声量でスタジオ内は笑いに包まれた。「初めて声優という仕事をさせて頂いたので、始めは不安と緊張でいっぱいでした。でも台本頂いて読んでみたら謎の言葉が書かれていて…家族の前で練習したのですが、セリフがセリフなので家族はまだ僕が出演することにピンと来ていないです(笑)。アフレコ初体験でしたが手ごたえはあります! きっと歴代に残る適役を演じられた自信はあります。僕の声を家族は気づいてくれます!(笑)」とコメント。一方、これまでディズニーアニメーションの『ズートピア』、まもなく公開を迎える『きょうのキラ君』や、テレビアニメなど声優経験が豊富な高橋さんは、“ドラえもん愛”を感じさせる完璧な演技を見せていた。小さいころからドラえもんと一緒に成長してきたと語る高橋さんは「このお話を聞いたときは夢が叶った気持ちで本当に嬉しかったです。ドラえもんたちと一緒に冒険出来るかなと思ったら…仲間ではなく、ドラえもんたちを苦しめる敵でした。ドラえもんたちを苦しめなくてはいけない役、というのが本当に心苦しくて…役作りがとても難しかったです。『もっとやれ! じゃないと映画が成り立たないぞ!』と自分を奮い立たせて頑張りました(笑)」とドラえもん好きだからこその役作りに戸惑いもあったようだ。『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』は3月4日(土)より全国東宝系にて公開。