ティッピは1961年にテレビのコマーシャルに出演していた姿をヒッチコック監督に見いだされ、1963年に『鳥』に主演。当時は監督のミューズであり、寵愛を受けているものだと思われていたが、実際は6か月の製作期間中、度重なるセクハラに耐えていたそうだ。「The New York Post」が抜粋した具体的な例として、ヒッチコックは『鳥』でティッピと共演したハンサムなロッド・テイラーに「ティッピと仲良くするな、触れるな」と釘を刺し、ティッピが男性と楽しそうに話しているだけで冷たい視線を送ったり子どものようにすねたり、激しく嫉妬したという。