子ども服や子どもの姿が描かれた絵画・版画・写真などを通して、時代につれて変遷してきた子ども観の歴史を辿る「こどもとファッション 小さい人たちへの眼差し」が、7月16日(土)~8月31日(水)まで東京都庭園美術館にて開催される。消耗が激しく、良い状態で保存されている資料が少ないとされる子ども服が多数展示される同展。30年以上かけて収集された18世紀から20世紀初頭にかけての子ども服の個人コレクションや、長野県須坂市の田中本家博物館から出品された明治以降の日本の洋装子ども服など、日本初公開も含む貴重なコレクションが披露される。子ども服のほかにも、同展では絵画やファッションプレート、絵本、写真など、160点余りの作品展示から子どもの装いの変遷を辿っていく。19世紀後半の子ども達のファッションに絶大な影響を与えたといわれるケイト・グリーナウェイや、さまざまなポーズや服装の子ども達をユーモラスに描いたルイ=モーリス・ブテ・ド・モンヴェル、日本の大正期から昭和初期の子ども向け雑誌、モダンな子どもの姿を描いた村山知義や武井武雄らの作品など、魅力的なイラストレーションが多数展示される。また会場では、「1920年代まで男の子もドレスを着る習慣があった」「18世紀まで赤ちゃんを包帯のような布でぐるぐる巻きにしていた」などといった、現在の常識から見ると不思議だと感じられるような事実が、展示を通して紹介される。その時代・その社会に求められた「こどもらしさ」を感じることで、新たなファッションの歴史に触れることができそうだ。「こどもとファッション 小さい人たちへの眼差し」は、7月16日(土)~8月31日(水)まで東京都庭園美術館にて開催。
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