94歳のファッションアイコンとしていまもなお一目置かれるアイリス・アプフェルが自身の絵文字を発売することになった。1950年にテキスタイル会社を創立して以来インテリアやファッションデザイナーとして60年にわたる華々しいキャリアを歩んできたアイリスが、自身の顔やおなじみの大きな眼鏡などが登場する絵文字をファッション・コレクション時期に合わせて9月にリリースするという。アイリスは「Fashionista.com」に「(私にインタビューする人たちは)みんな、絵文字について聞いてくるのよ。絵文字が何かさえも知らなかったけどね」「私にとってはまあ馬鹿げたことだけど、若者を幸せにするのなら、時代のものね」「ぜんぜん悪くないことだわ」と話す。またこの絵文字発売と同時に、アイリスは米百貨店メイシーズに向けてファッションコレクション「アイリス・ミーツ・INC」もローンチするという。いまやファッション界へ影響を与えるほどの存在となっているアイリスだが、ほかの人とコラボするようなことは考えたこともなく、ただそういうチャンスが舞い込んできただけだと話した。「事業計画がシンプルだったことは一度もないわ。ただ起こっただけなの」「それに、私はファッションの世界に足を踏み入れるなんて一度も考えたことがなかったわよ。ファッションは私のライフワークではなかったけど、のめりこんでしまったし、大好きなのよ」。(C) BANG Media International