ラッセル・クロウがトム・クルーズ主演の『ハムナプトラ』リブート版に出演する可能性が出てきた。19世紀に発刊された解離性同一性障害を題材にしたロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説「ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件」に登場するヘンリー・ジキル博士役でラッセルは現在交渉を行っているようだ。ユニバーサル・ピクチャーズが贈るこのリブート版でトムは海軍の特殊部隊に所属するタイラー・コルト役を演じることが決定している。同作品はイラクの砂漠の格納庫に潜伏しているテロリスト集団を見つけることを命じられたタイラーが、突如その格納庫で謎の死を遂げたその集団がただの墓泥棒であったことを知る。しかしその場所が格納庫ではなく、実際は数百年前に建てられた墓であることが分かると同時に海軍のメンバーたちが争いを始め大混乱が起き始める。タイラーはその間、墓の奥へと足を進め、エジプトの象形文字が記された黒い鉄の石棺を発見し、中に収められていたミイラを取り出そうとする。しかしタイラーがその石棺に触れるやいなや、新アッシリア王国時代のアッシリアの王であるアッシュールバニパルの呪いがかかった星形のしるしで手のひらを刺されてしまうという展開だ。同作には『キングスマン』のソフィア・ブテラや英ドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」のアナベル・ウォーリスらも出演することが決まっている。ストーリーの中ではジキル博士の能力が求められることになっており、ユニバーサルとしては今回は出番は少ないこの役どころだが、将来的にはジキル博士のみに焦点を当てた作品も制作したいと考えているようだ。すでにロンドンで撮影がスタートしている同作品のジキル博士役には以前、トム・ハーディやハビエル・バルデムらの名前も挙がっていたが、話がうまくまとまらなかったものと思われる。(C) BANG Media International