この度、邦画を1本、製作・配給することになりました。『セトウツミ』秋田書店「別冊少年チャンピオン」に連載中のコミック 「セトウツミ」(著者:此元和津也)を映画化するのですが、このマンガを簡単に説明すると…関西の、とある河原。男子高校生の瀬戸と内海。放課後に「喋る」だけ。ほんとに、これだけの超シンプルなマンガ。なのに、これが面白すぎるのです。ウィットに富んだ台詞。絶妙な“間”ユーモアのセンス。シニカルな「会話」の面白さだけで勝負している作品です。そんな「セトウツミ」を映画化するにあたって、最高のキャスティングが実現しました。クールな塾通いの「内海」役は、池松壮亮。天然な元サッカー部の「瀬戸」役は、菅田将暉。この2人の本格的な共演は初めて。これからの日本映画界を背負うこと間違いなしの、いま1番“上手い”役者が、とにかく喋くります。そして、メガホンを取るのが『まほろ駅前』シリーズの大森立嗣監督。個人的にも『さよなら渓谷』と『ぼっちゃん』が大好きで、ご一緒できることが本当に嬉しいです。部活一筋だった人。受験に向けて、塾に通い詰めた人。バイトに明け暮れた人。初めてできた彼女のことで頭がいっぱいだった人。好きな先輩に想いを伝えられなかった人。特に良い思い出がなかった人。それぞれの高校時代。さまざまな青春時代。いまの高校生はもちろん共感できて、かつて高校生だった大人たちも“あの頃”を思い出して、何だかジーンとしてしまう。そんな瀬戸と内海の「無駄話」ただいま「セトウツミ」は1巻~3巻まで発売中。第4巻は9月8日発売です。ぜひ映画の前に読んでみてください。映画『セトウツミ』は来年2016年公開。ご期待ください。