東欧のアニメ大国チェコで初登場1位を記録し、あの『トイ・ストーリー3』などハリウッド大作を抑える大ヒットとなったパペット映画が、『クーキー』という邦題で日本に上陸することが決定。併せて、ピンク色のちょっぴり“へなちょこ”なテディベアが可愛らしい日本版ビジュアルも解禁された。オンドラはぜんそく持ちで体が弱い男の子。小さなころからテディベアのクーキーと一緒に遊んでいたが、古くなり汚れも増えたことがぜんそくに悪いと思った母親がゴミと一緒に捨ててしまう。ゴミ捨て場でショベルカーに潰されそうになったその瞬間、クーキーはひょっこりと動き出し、森に逃げ込んだ。森の中では邪魔者が次々に現れるが、果たしてクーキーは無事オンドラとの再会を果たすことができるのか…!?本作を手がけたのは、『コーリャ 愛のプラハ』(’96)で第69回アカデミー賞「外国語映画賞」を受賞したチェコの映像作家ヤン・スヴェラーク監督。スタジオジブリが初めて洋画を国内配給した作品として有名な『ダーク・ブルー』(’01)の生みの親でもある。本作では、チェコ伝統のマリオネット(操り人形)による人形劇に挑戦しており、スタジオを飛び出して実際の森の中にロケセットを組み、予定の3倍となる100日間もの撮影を敢行。『トイ・ストーリー』にも通じる、誰もが子どものころに経験したオモチャとの切ない思い出を、実写のパペットと組み合わせて魅せている。“ちょっと変な”という意味を持つテディベア“クーキー”のデザインを手掛けたのは、ゲーム・クリエイター集団“アマニタ・デザイン”だ。ユニークなミニチュアとVFXを使い、イマジネーション豊かな世界に私たちを惹き込んでくれる。つぶらな瞳がなぜか気になる、“ちょっと変な”クーキーが繰り広げる不思議な冒険。“子ども”を卒業した大人のための物語をまずはビジュアルで楽しんでみて。『クーキー』は5月16日(土)から6月26日(金)の“カリコレ2015”で公開。8月より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。