クエンティン・タランティーノ監督が自身の10作目となる作品を撮り終えた後、引退することを考えているという。「完全に決まったわけではない」と前置きしつつも、タランティーノ監督は10作品を完全に作り終え、もっと観たいと人々に思われているくらいが良いと思っているようだ。自身の新作西部劇映画『The Hateful Eight』(原題)の質疑応答の際、もし自分が映画業界で働いていないとしたら何をしているかという質問に対して次のように答えた。「おだやかに僕の幼い頃に戻りながら、演劇の脚本や本を書いていると思うよ」。「周りにこの業界から出て行くように懇願されるまで表舞台に居座り続けるべきじゃないと思ってるんだよ」「まだいて欲しいなって思われながら去るって良いアイデアだと思うんだ。監督業ってのは若い男の戦いだし、俺の最初の作品から最後の作品まで命綱でつながれているようなそんな感じがいいなと思ってるんだよ。俺と違う考えを持った人をあざ笑っているわけではなくて、俺はただ俺自身がまだしっかりしている間に監督業から去りたいと思ってるんだ」。「俺は10作品を残そうとしているから、そうするとあと2作品残っているわけだな。まだ完全に決めたわけじゃないけど、まあ引退ってのもある種のプランだよ。もし俺が10作品を作り終えて、良い仕事して、台無しにしなかったのなら、このキャリアを終了させるのに良い方法なんじゃないかな」そうは言いつつも、タランティーノ監督は後でこのように付け加えていた。「もし後で俺が良い映画に出くわしたりなんかしたら、引退しないかもしれないけどね。でも10作品、終わり、惜しまれつつも去る。これが合ってると思うんだ」。(C) BANG Media International
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