ウォンビンが主演し、韓国全土に“アジョシ・シンドローム”を巻き起こすと共に、日本にも興奮をもたらした『アジョシ』から4年。同作で韓国アクション映画の新境地を切り開いたイ・ジョンボム監督が、チャン・ドンゴンを主演に迎えた最新作『泣く男』の日本公開が10月18日(土)に決定した。幼い頃にアメリカの砂漠に捨てられ、殺し屋に育てられた男・ゴン(チャン・ドンゴン)。ある日、彼は“任務中”に幼い少女を誤って撃ち殺すという、ミスを犯してしまう。何とか忘れようと酒に溺れるゴンだったが、そんな彼に組織から新たな暗殺命令が出る。これが最後の任務と決めたゴンは、一度は捨てた故郷の地ソウルに降り立つ。しかし、そこで彼を待ち受けていたのは、哀しい因縁で結ばれた最後のターゲットとの壮絶な死闘だった――。2010年、観客動員数630万人を記録し数々の映画賞に輝いた『アジョシ』では、隣の家の少女を助けるため、ウォンビン扮する全てをかけて戦う元特殊工作員・テシクを主人公に、鋼の肉体で感情を押し殺した“ぶれない男”を描いてみせたジョンボム監督。本作では、オダギリジョーとW主演を果たした『マイウェイ 12,000キロの真実』やチャン・ツィイーと共演した『危険な関係』、アラフォー男性の恋愛模様を描いたコミカルなドラマ「紳士の品格」など、強烈な男性美と唯一無二の演技力を兼ね備えるドンゴンを、罪を背負いながら任務に身を投じる主人公の孤独な殺し屋役に抜擢。自らの犯した罪に苦しみ、心の葛藤に揺れ動く、“ぶれる男”を徹底的に描き出している。ドンゴンは、本作のためにアメリカ特殊部隊の銃撃訓練にも参加。5か月にもわたる訓練を経て、プロの殺し屋のアクションを体得したという。また、トカレフやショットガンなどの多種多様な銃を使った壮絶な銃撃シーンは、ハリウッドのガンアクションムービーにも匹敵するものに仕上がっている。『アジョシ』での“ぶれない男”に対して、合わせ鏡のように生まれた“ぶれる男”。ジョンボム監督が描き出す強烈なアクションと熱いドラマは、 男のカタルシスを再び見せてくれるはずだ。 『泣く男』は10月18日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開。