『ロジャー・ラビット』、『フック』などで知られるイギリスの名優、ボブ・ホスキンスが肺炎のため亡くなった。享年71。ホスキンスは2012年にパーキンソン病と診断され、俳優を引退していた。ホスキンスは1969年に舞台俳優としてデビューした後に映画界でも活躍。80本近い出演作の中には、アニメと実写を融合させる演出が当時一世を風靡した『ロジャー・ラビット』(88)、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『モナリザ』(86)や『スーパーマリオ/魔界帝国の女神』(93)などがある。遺作はクリステン・スチュワート主演の『スノーホワイト』(12)で、7人の小人の1人・ミューアを演じた。妻のリンダさんと二男二女の4人の子どもたちは「私たちの愛するボブを失い、悲しみに暮れています。ボブは昨晩、病院で家族の見守る中、安らかな最期を迎えました」と声明を発表した。