カニエ・ウェストが2年間に渡る保護観察を言い渡された。カニエは17日(現地時間)法廷に出廷し、昨年ロサンゼルス国際空港でカメラマンに危害を与えた軽罪を認めた。この司法取引で、検事側はカニエの有罪を認めず、法的には無実となった。カニエは保護観察に加えて、250時間に及ぶ地域奉仕を実行することは申し渡されたほか、怒りをコントロールするカウンセリングも受けることになる。もともとカニエは数々の暴行のかどで罪に課されており、昨年7月に同空港でカメラマンのダニエル・ラモス氏と口論に至って事件となった。ラモス氏はカニエに殴られ、カメラを地面に叩き付けられたと主張している。ラモス氏はカニエが刑務所行きになるべきで、その際に受けた精神的ダメージをいまでも抱えているとして、カニエがその事件を新作アルバム「イーザス」のプロモーションのために利用したのだとまで考えているという。今回刑務所行きは逃れたものの、カニエはラモス氏のカメラ機材の弁償と医療費を支払う必要がある。そんなカニエは2008年にも同空港でカメラマンたちといざこざを起こしたことがあるが、当時はカニエが怒りをコントロールするプログラムを受けることで起訴はされていなかった。また今年初頭にも婚約者キム・カーダシアンに人種差別発言をした男性に危害を与えた件で、裁判沙汰になっていた。(C) BANG Media International