2月に行われ、黒木華が銀熊賞「主演女優賞」を受賞した本年度ベルリン国際映画祭のオープニング上映を飾り、見事、銀熊賞「審査員グランプリ」を受賞したウェス・アンダーソン監督の最新作『グランド・ブダベスト・ホテル』。すでにアンダーソン監督の最高傑作との呼び声も高い本作から、2分に及ぶ日本版予告編映像が到着した。 舞台は、1932年。ヨーロッパ随一の名門 “グランド・ブタペスト・ホテル”。究極のおもてなしを信条とするコンシェルジュ、グスタヴ・H(レイフ・ファインズ)と、愛弟子のベルボーイ(トニー・レヴォロリ)が、ある日突然、長年のお得意様である伯爵夫人マダムD(ティルダ・スウィントン)の遺産争いに巻き込まれる――。本作は、現代から60年代、そして大戦前夜の30年代と、3つの時代を背景に、ラグジュアリーなホテルで繰り広げられる極上のミステリー。監督独特のシニカルなユーモアの中にも、プロフェッショナル達のプライドと絆、師弟愛が盛り込まれ、観客をあっという間にアンダーソン・ワールドへと誘ってくれる。 予告編では、グスタヴ・Hが相続することになった、消えたルネッサンスの絵画「少年と林檎」の行方と、マダムDを始まりとする連続殺人にまつわる謎解きのため、“伝説のコンシェルジュ”と、彼が最も信頼を寄せるベルボーイのゼロ・ムスタファが、ヨーロッパ大陸を横断し、奔走する姿が描き出されている。ジュード・ロウ始め、マチュー・アマルリック、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、ジェフ・ゴールドブラム、ビル・マーレイ、エドワード・ノートン、ジェイソン・シュワルツマンなど、お馴染みの人物から新顔まで、次から次へと豪華キャストたちが登場。ベルボーイのゼロが想いを寄せる少女役のシアーシャ・ローナンも、どうやら2人に力を貸していくようだ。アンダーソン監督は前作の『ムーンライズ・キングダム』が、過去作品の中でNo1ヒットを記録していたが、今回の受賞を受けて各国で封切となった本作は、次々と記録を更新し、空前の大ヒットとなっている。アメリカのクチコミ・バロメーターでもある映画批評サイト「Rotten Tomatoes」でも批評家・一般観客とも好評価が90%を超え、今週末(14日~)から拡大公開も決定している。最高峰のホテルに隠された謎を追う超一級のミステリー・エンタテインメントを、まずはこの予告編からご覧あれ。『グランド・ブダベスト・ホテル』は6月、TOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか全国にて公開。
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