元NBA選手でお騒がせ問題児のデニス・ロッドマンの北朝鮮への渡航問題が、ハリウッドで映画化されることになったと米エンタメ情報サイト「The Hollywood Reporter」が報じた。NBA史上最高のリバウンダーとして殿堂入りも果たしているバスケット界のヒーロー、デニスは、昨年から「バスケ外交」(The Hoops Diplomacy)と称して北朝鮮をたびたび訪問し、批判を浴びていた。熱狂的なバスケットファンと言われる金正恩北朝鮮第一書記とは非常に親しい関係と言われ、金書記のことを「生涯の友人」と語り、誕生日に行われたエキシビション・マッチで「ハッピー・バースデイ」を歌ったことは、側近の粛正や韓国系アメリカ人が服役中という背景もあって、世界を呆れさせた。映画は、この一連のデニスの北朝鮮訪問がストーリーの中心になるようだ。監督は『ファンタスティック・フォー』シリーズや最近ではアイス・キューブ&ケヴィン・ハートのバディ映画『Ride Along』(原題)でスマッシュ・ヒットを飛ばしているティム・ストーリーが担当、ビートの利いたコメディー映画となるのだそう。 実は金正恩第一書記はハリウッドで格好のネタになっており、ほかにもセス・ローゲンとイヴァン・ゴールドバーグが『The Interview』(原題)というジェームズ・フランコ主演で金正恩の暗殺を依頼されるインタビュアー巡るコメディー映画を製作中だ。