全米で批評家からは酷評されるも “まさか”の大ヒットを記録し、急遽、日本公開が決まったジェニファー・アニストン主演のコメディ映画『なんちゃって家族』。本作で、ジュリア・ロバーツの姪として注目を集めるハリウッドのヤングセレブ、エマ・ロバーツが、なんとゴスメイクに鼻ピアス姿のホームレス少女に挑戦していることが分かった。マリファナの売人・デヴィッド(ジェイソン・サダイキス)は、ひょんなきっかけからマリファナと稼いだ金を奪われ、その代償として次のブツをメキシコから密輸する仕事を引き受けるはめに。密輸を成功させるため彼が思いついたのは、理想的な家族として観光を装い、キャンピングカーで国境を越えることだった! デヴィッドは、貧乏ストリッパー(ジェニファー・アニストン)、冒険を夢見る隣人の童貞君(ウィル・ポールター)、路上で出会ったホームレス少女(エマ・ロバーツ)を巻き込み、“なんちゃって家族”を結成。キャンピングカーに乗り込んで密輸の旅に出るのだが…。アメリカでの公開時には批評家に酷評されたR指定映画ながら、一般観客からは大絶賛を受けてクチコミが広がり、興行ランキングベスト10に2か月間も入り続けるという異例の結果を残した本作。エマが演じたのは、家庭内で問題を抱え、自宅を飛び出したあげく友人の家を転々としていたところでデヴィッドに助けられ、“なんちゃって家族”の一員になってしまう、思春期まっただ中の少女・ケイシー。「私にとっては、ケイシーはすごく演じていて楽しい役だったの。というのも、私自身が彼女みたいなパンク的な反抗期を経験したことがなかったから(笑)」と、エマは笑顔でふり返る。「だから、カメラの前で反抗期を経験してみるのはすごく楽しかったわ。この『ノーズ・リング(鼻ピアス)が好きかもしれない!』とかって言って楽しんでいたくらいだったし」と語るほど、自身の少女時代にはなかった経験に没頭していたようだ。また、「私は、コメディの脚本をすごく沢山読むんだけど、全然面白くないわと思うことが多いのよね。だけどこの作品の脚本をもらったときに、読んでる間中、大声を出して笑ってしまったの。そういう経験って本当に稀なことだから。それですぐに私はこの映画に出演したい、と思ったの」と語り、オファーが来たときの気持ちを明かす。「キャストが本当に最高で、ジェニファー・アニストンに、ジェイソン・サダイキス(ともに『モンスター上司』に出演)でしょ。だから、私にとっては、この作品は、夢のコメディだったの」と、国民的人気を誇るジェニファーらと初共演した感想を語った。さらに、「ジェニファーに初めて会ったとき、彼女の方からハグしてくれたの。私は本当に感激したわ、彼女との共演が私の夢だったから」と、喜びいっぱいに話すエマ。“なんちゃって”の家族なのに、「ジェニファーは、これまでで最高の映画上の母親だった」とも明かしているだけに、本作の展開が気になるところだ。『なんちゃって家族』は1月25日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。
ダイアン・キートン&リチャード・ギア&エマ・ロバーツら豪華共演『アバウト・ライフ 幸せの選択肢』3月公開 2023.12.26 Tue 14:00 豪華キャストが集結したロマンティック・コメディ『Maybe I Do…