25日、金曜日。映画祭最終日! 今年は速い。本当に速い。本当に今日で終わり? 何かの間違いではないか? 今年は何かがおかしい。まだ何もやっていない気がする。なんだかフワフワした感じ。やり残した感じもある。いったい何をやり残した?昨夜は3時間寝て、バタバタと朝9時から「観客賞受賞式&上映会」のリハーサルへ。僕は司会をやるので、少し打ち合わせ。そして、受賞作品は見事『レッド・ファミリー』へ! かなり広い範囲で好評だったので、ひょっとしたらと思っていたけど、やはり!イ・ジュヒョン監督は、パリで7年間映画を学んだとのことで、フランス語が出来る。韓国人の監督は英語が出来ないことが多いので(それはわが国もしかり)、せっかく来日しても全くコミュニケーションが取れないまま終わってしまい、いつも残念な思いをしているのだけれど、ジュヒョンさんとはフランス語で会話が出来るのがとても嬉しい。監督も、僕が話しかけるととても喜んでくれる。直接意思の疎通がはかれる意義は果てしなく大きい。イタリア語と韓国語がしゃべれるようになりたい。スペイン語も。今後の夢にしよう。授賞式は滞りなく推移し、キム・ユミさんもパク・ソヨンさんもまたまた美しく、午前中から華やかに気分に包まれながら、僕はいったん事務局に引き上げ。で、ここまで書いて、これからクロージングへ。<以上を書いたのが25日昼。以下、28日昼まで飛ぶ>25日は、クロージングセレモニーがあり、その後に記者会見や、クロージングレセプション、それからゲストと審査員を交えたプライベート打ち上げパーティーがあって、怒涛の時間。最後の打ち上げでは、監督たちとざっくばらんな話が出来てとても嬉しく、楽しく、そしてこれでお別れだと思うと寂しい。僕も、この打ち上げパーティーでは遠慮なくお酒をいただく。ビールがうまい!(そしてちょっとほろ苦い!)<Day10>打ち上げパーティから事務局に戻って午前1時。それから事務局スタッフが溜まっているお店に行って、3時過ぎまで打ち上げ飲み。そのまま寝ずにホテルに行き、帰国するゲストのお見送り! 4時にお見送りするなんて、羽田を恨む(というのは本音なのだけど、でもウソです。やはり便利です)。それからボロッボロになった体に鞭打って、ゲストの出発スケジュールに合わせてホテルの部屋で断続的に寝たり起きたりを繰り返し、見送っては寝て、起きては見送ってを繰り返し、18時に終了。六本木の臨時事務局は引き払っているので、元の事務局に戻り、荷物を解いて、ようやく帰宅。銭湯行って、これでようやくひといき。<Day11>27日、日曜日。6時に起き、ゲストの宿泊しているホテルへ。まだまだ見送りは終わらない。が、何故かすれ違いで、お見送りできないままそのゲストは旅経ってしまっていた…。無念。まだ全員ゲストが帰っていないので、あまり映画祭が完全に終わった気がしないのだけど、一応終わったのでしょう。総括するのはもう少し先にして、しばらくぼーっとすることにしよう…。今年も良き出会いがたくさんあった。素晴らしい滞在だったと、監督たちが口々に言ってくれた。今年は作品がとても面白いと、何人ものお客さんが僕をつかまえて会場で話しかけてくれた。これ以上望むことはない!ありがとうございました!そして、おつかれさまでした!(写真は、素晴らしくナイスガイで、ゲスト担当スタッフからも大好評だった、『レッド・ファミリー』のイ・ジュヒョン監督とのラスト・ツーショット!)