映画『陽だまりの彼女』の大ヒット御礼舞台挨拶が10月27日(日)に行われ、主演の松本潤(嵐)、三木孝浩監督が登壇したが、当初出席予定だった上野樹里はインフルエンザのために急遽、欠席となった。越谷オサムの人気小説を原作に、かつての同級生で十数年ぶりの再会を果たした浩介と真緒の恋模様と、真緒が抱えるある“秘密”を描いた本作。公開から2週連続で週末興行ランキングで1位を獲得し、興行収入は10億円を突破した。松本さんは、会場を埋め尽くした女性ファンを上野さんに見立て「樹里ちゃんがいっぱいいますね」と客席に向かって語りかけ、歓声を浴びる。三木監督は自身の監督作として初の興行ランキング1位獲得を喜びつつ、「樹里ちゃんと一緒にこの喜びを分かち合いたかった」と上野さんの欠席を残念がった。本作はリピーターもかなり多いようで、この日の観客の多くもこれが2回目以上。特に物語の秘密や結末を知った上でもう一度観ると、様々な伏線や登場人物の表情などに気づく部分も多いようで、三木監督は「2回目の方が感動したという方が多い」と明かし、松本さんも「(2回目は)真緒目線で見られると思います。男性一人で観に来て、感動して泣いたという話も聞きました」と満足そうに頷いた。松本さん自身は、好きなシーンとして「真緒が『まだ痛いのが嬉しい』と言うところはグッときます。浩介には見せない顔をスクリーンで見てハッとしました」と松本さん自身も撮影では見ていない上野さんの言葉、表情に心を掴まれたという。三木監督は公開後、都内の劇場へと赴き、映画を観終わった観客の中に紛れたり、エレベーターに同乗して「ちょいちょい、反応をリサーチしてます(笑)」と告白。「概ね、いい感じの会話が多いです」とホッとした表情を見せていた。松本さんは本作の完成披露試写会が行われた翌日の8月30日に30歳の誕生日を迎えており、「20代の最後にラブストーリーをやらせていただき、大切な作品、いい思い出になりました。30歳になって、勢いよくスタートを切れているなと実感しています」と充実した表情を見せていた。改めて、上野さんとの共演について聞かれると「芝居のときは集中される方で、役になりきるその姿勢がステキでした。バラエティなどでご一緒すると意外によく喋ります(笑)。楽しい人ですね。またご一緒したいです」と笑顔で語った。『陽だまりの彼女』は全国にて公開中。