10月4日から6日の週末全米映画興行成績(出典:Box Office Mojo)は、サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー主演3D大作『ゼロ・グラビティ』が、10月公開作品歴代1位となる興収5,555万ドル(約54億円)という驚異の数字で、見事に初登場1位に輝いた。スペースシャトルで船外活動中に予期せぬ事故で母船が大破、宇宙空間に放り出された2人の宇宙飛行士の運命を、無重力というこれまで誰にも描き得なかった世界観で再現した作品だ。各国映画祭での評判も高く、米国内での批評も軒並み満点続出と、早くもアカデミー賞レースで一躍大本命に躍り出たようだ。2位は前週の首位からワンランクダウンの『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』。そして3位は、ベン・アフレック、ジャスティン・ティンバーレイク共演のサスペンス『Runner, Runner』(原題)が初登場ランクイン。オンライン・カジノで大損した大学生が、その経営者の手伝いをすることになり、やがてFBIに目を付けられて大ピンチとなるストーリーだ。スペイン語作品の記録を更新した『Instructions Not Included』(原題)に続く新たなメキシコ映画『Pulling Strings』(原題)も387館と少ない上映館数ながら初登場9位で、スペイン語映画の当たり年になりそうだ。また、今年6月に急逝した「ザ・ソプラノス」のジェームズ・ガンドルフィーニの遺作『Enough Said』(原題)は先週圏外だったが、ついにトップテン入りした。順位は以下の通り。順位 タイトル 興収$ (累計$) 1. 『ゼロ・グラビティ』 55.5M. (55.5M) 2. 『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』 21.5M (60.5M) 3. 『Runner, Runner』(原題) 7.6M (7.6M) 4. 『Prisoners』(原題) 5.7M (47.8M) 5. 『ラッシュ プライドと友情』 4.4M (18.0M) 6. 『Don Jon』(原題) 4.1M (16.0M) 7. 『Baggage Claim』(原題) 4.1M (15.1M) 8. 『Insidious: Chapter 2』(原題) 3.8M (74.7M) 9. 『Pulling Strings』(原題) 2.5M (2.5M) 10. 『Enough Said』(原題) 2.1M (5.3M) 今週末は、これもオスカーの前評判の高いポール・グリーングラス監督、トム・ハンクス主演の実話を元にした海洋サスペンス『キャプテン・フィリップス』とレディー・ガガの出演が話題のロバート・ロドリゲス監督作品『マチェーテ』続編『マチェーテ・キルズ』(原題)が登場。特に前作は『ゼロ・グラビティ』の牙城を崩せるかどうか期待がかかる。
『グラディエーター2』『モアナ2』『ウィキッド』が米で大ヒット!感謝祭の週末興収が過去最高を記録 2024.12.2 Mon 13:45 11月28日にサンクスギビングデー(感謝祭)を迎え、ホリデーシ…