お笑いコンビ「ダウンタウン」の“松ちゃん”のもう一つの顔、映画監督・松本人志。そんな松本監督の第4弾にして最新作となる『R100』の全国PRツアーが9月9日(月)よりスタート。初日は「まずは北から攻めたかった」という松本監督の意向で、北海道・札幌市内の映画館「札幌フロンティア」にて、世界最速の試写会が行われ、終了後に監督自ら舞台に立ちティーチインを開催。その模様が収められた特別映像が到着した。『大日本人』『しんぼる』『さや侍』に続く4作目となる監督作となるが、前3作同様、今回も破天荒な松本ワールドが展開する。本作では、大森南朋演じる主人公・片山に“M”疑惑がかかったり(?)、大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、佐藤江梨子、渡辺直美が“ドS級”のボンテージ姿を披露したりと、松本監督ならではの独創的な“未体験”ワールドが繰り広げられる。いざティーチインが始まると、客席からは次々と質問が。「どうして主役に大森南朋さんを起用したのか?」と尋ねられると、松本監督は「すべてにおいて丁度いい感じでしょうか。男前加減とかが、丁度良くてリアルな感じですね。毎回、僕の映画は、コメディと思われがちなので、コメディ色の弱い大森さんが一番でした。もちろん素晴らしい演技力という大前提もありますが」と回答。「さまざまなSMの要素をどうやって思いつくのですか?」という問いには、「普段の仕事(ダウンタウン)がある意味特殊で、それがもう30年も続いているので、どこかで“M”に偏ってきてしまった、いわば自分は“商業的M”なのだと思います。2人揃うとそんな関係が生まれる。そういった繋がりが面白くて、一度やってみたったテーマだったんです。映画監督というのは“S”じゃないとできない部分もあり、撮った映像を持ち帰って、編集で苦しむ“M”の部分もあり、それが映画監督という仕事かなと思っています」と映画監督というもう一つの顔を分析し、会場を唸らせた。最後に、「『R100』に出てくる女王様の誰に攻められたい?」という大胆な質問が飛んだが、「冨永さんは歩く姿、脱ぎっぷり、アクションなど全てが凄かったし、大地さんは、現場に入ると急にスイッチが入るというプロの仕事っぷりで良かった。でもプライベートでは、寺島さんかな。危ない部分はCGで処理しないといけないほどの思いっきりの良さに、ちょっとゾクッとしてしまいました」と本音トークも飛び出し、大盛り上がりのティーチインは幕を閉じた。『R100』は10月5日(土)より全国にて公開。