ウェントワース・ミラーが10代の頃、何度も自殺未遂を図っていたことを告白した。つい最近にもゲイであることを告白したばかりのウェントワースは、7日(現地時間)に米シアトルで開催されたLGBT(レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の権利向上を求めるイベントのディナーパーティーに参加した際、自分の性的指向を隠し続けるプレッシャーに耐えられず、15歳のときに初めて自殺未遂を図ったと明かしている。ウェントワースは「毎日が試練の連続で、何が認められることで、何がノーマルかっていう周囲の基準に沿うことができなくなって何度も失敗したし、何度も自分を裏切ってきたんだ」「初めて自殺未遂をしたのは15歳のときなんだ。週末に家族が家からいなくなるのを見計らってひとりになってから、薬を1瓶飲み込んだんだ。その数日後は何が起きたのかさっぱり覚えていないけど、月曜日の朝には何事もなかったかのようにバスに乗って学校に行ってたのは確かだね」。さらに「助けてくれる頼れる人がいなければ、助けを求めることすらできない」と語り、助けの手を差し伸べる大事さを強調した。また、ゴシップサイトの「TMZ.com」によれば、ロシアで同性愛に関する宣伝を規制する法律が施行されたことに抗議する意味で先日招待されていたサンクトペテルブルク国際映画祭への出席を拒否し、初めて自らがゲイであることを告白しようと決断した背景には、「自分が得られなかったような他人へのお手本」になりたかったからだとも今回のイベントの参加者に説明したという。