ルーニー・マーラが新作『Carol』のキャストに加わった。トッド・ヘインズがパトリシア・ハイスミスの原作「ザ・プライス・オブ・ソルト」を映画化する本作では当初、主役のケイト・ブランシェットとレズビアン・カップルを演じる相手役としてミア・ワシコウスカが起用されていたが、今回ミアに代わってルーニーが抜擢されている。ケイトが出演し、故ヒース・レジャーの演技も印象深い2007年公開作『アイム・ノット・ゼア』以来の監督作となるトッドは、1950年代のニューヨークを舞台にした本作でルーニーを迎えられて「興奮している」と声明を発表している。「ルーニーを迎えられて本当に嬉しいです。彼女の駆け出しの頃から大ファンだったので、控えめに言っても、銀幕でケイトとルーニーが共演するのを考えるだけでゾクゾクするとしか言いようがないですね」。製作を担当するナンバー9・プロダクションズのエリザベス・カールセンも「トッド・ヘインズという鬼才と質の高い脚本が備わっていたからこそ、こうした有能な女優を迎えることができたわけです」と続けている。フィリス・ナジーが脚本を執筆した本作でルーニーが演じることになるのは、デパート店員として平凡な生活を送りながらも刺激を求める20代の女性で、裕福な夫との愛のない結婚生活に不満を覚えているケイト扮する年上の女性と出会うことで禁断の恋に落ちていく姿が描かれることになる。ワインスタイン・カンパニーが5月にカンヌ国際映画祭で本作の北米配給権を獲得していて、来年春にもクランクインが予定されている。
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