初上映されたトロント国際映画祭にて観客賞の次点に選ばれ、第80回ゴールデン・グローブ賞に脚本賞・作曲賞の2部門でノミネートされた『WOMEN TALKING』が邦題『ウーマン・トーキング 私たちの選択』として、2023年初夏、日本公開が決定した。
舞台は2010年の架空の村。自給自足で生活するキリスト教一派の村で女性たちが度々レイプされる。これまで女性たちはそれを「悪魔の仕業」「作り話」というように男性たちに否定されてきた。男性たちが街へと出かけている2日間、彼女たちは自らの未来を懸けた話し合いを行う――。
原作は、2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を基に描かれた、ミリアム・トウズによるベストセラー同名小説。2018年に出版され「NEW YORK TIMES」ブックレビューの年間最優秀書籍に選ばれた。
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本作の監督、脚本を手掛けるのはサラ・ポーリー。『死ぬまでにしたい10のこと』などで俳優として活躍、2006年『アウェイ・フロム・ハー』で監督、脚本家としてデビューし、数々の賞を受賞。本作もトロント国際映画賞観客賞<次点>をはじめ、多くの受賞・ノミネートを受けており、ゴールデン・グローブ賞では脚本賞と、作曲賞(ヒドゥル・グドナドッティル)にノミネートされた。
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主演は2度のアカデミー賞ノミネート経験のあるルーニー・マーラ。エミー賞受賞のクレア・フォイ、『MEN 同じ顔の男たち』のジェシー・バックリーほか、ベン・ウィショーらが出演。
出演とプロデュースを務めたフランシス・マクドーマンドが、本作のオプション権を獲得後、ブラッド・ピットが率いる映画制作会社PLAN Bへ話を持ち込み、映画化が実現した。
『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は2023年初夏、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほかにて公開予定。