スコット・イーストウッドが第二次世界大戦を描く大作『Fury』(原題)でブラッド・ピットと共演することが決まった。俳優としてだけでなく、監督としても伝説的な存在になっているクリント・イーストウッドを父に持つスコットが、デヴィッド・エアーがメガホンを取り、シャイア・ラブーフやローガン・ラーマンらも出演する本作の新たなキャストに加わったと「Deadline」が報じている。ソニー・ピクチャーズ製作となる本作は、ナチスドイツの敗戦が濃厚になった戦争終盤の1945年を舞台に、戦車で敵地へ向かうことになるブラッド演じる米軍の指揮官とその乗組員の姿を描く実話を基にしたストーリーだ。スコットはマイルズ軍曹役にキャスティングされていて、一方のローガンは戦争経験が乏しいのにも関わらず戦車の砲手という大役を任されてしまう若手乗組員ノーマン・エリソン役を演じる予定だ。そのほかにも、「ウォーキング・デッド」でお馴染みのジョン・バーンサルやマイケル・ペーニャらが出演予定だ。監督、そして脚本家としても活躍するデヴィッドは、本作でも自らが執筆した脚本を基にメガホンを取ることになっている。そんなスコットはこれまでも、『インビクタス/負けざる者たち』『グラントリノ』『父親たちの星条旗』など、父・イーストウッドの監督作品で演技経験を積んできている。さらに最近では、『Dawn Patrol』(原題)や『Walk of Fame』(原題)など2つのインディペンデント系作品の撮影を終えたばかりのスコットは、TVドラマ「シカゴ・ファイヤー」の2エピソードにも出演するなど演技の幅を広げている。
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