アンジェリーナ・ジョリーの長編初監督を務めたことで注目を集めている、映画『最愛の大地』。このほど、アンジーが本作にかける想いが込められた特別コメントが収められた、日本版予告編が到着した。1992年、ボスニア・ヘルツェゴビナの内戦が激しくなる中、アイラはセルビア兵に捕らえられ、収容所に収監される。女性としての尊厳を傷付けられる屈辱の日々を送るアイラをかばうため、かつての恋人であり敵軍の将校・ダニエルは、彼女に画家として彼の肖像を描く任務を与える。ひと時ながら、地獄から逃れることができたアイラ。ダニエルの“囲われ者”という立場だったが、彼の肖像画を描くうちに2人の間にはかつての愛が蘇る。しかし、そんな2人を引き裂くように戦争は激化していき…。今回届いた映像では、紛争によって引き裂けれてしまった男女の悲恋が描かれる。さらに、冒頭には「この映画が紛争による性暴力、国際的介入の不足など、様々な問題についての議論を促すことを願っています」という全世界初となるアンジー自身のコメントも収められており、特に貴重なものに仕上がっている。カメラを見つめて真摯に語るアンジーの表情からは、先のコメントが上辺だけのものでも、好感を持たれようという気持ちからのコメントではないことが分かるはず。まずは、こちらの映像から、アンジェリーナ・ジョリーというひとりの女性が訴えかけるメッセージを受け取ってほしい。『最愛の大地』は8月10日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。※『最愛の大地』の予告編映像はcinemacafe.net記事ページよりご覧いただけます。