ナタリー・ポートマンがウィリアム・シェイクスピアの戯曲「マクベス」の新作映画化作品への出演を決めた。シー・ソウ・フィルムズが製作を手掛ける同映画化作品でナタリーは主人公のマクベスを操る野心家の妻、マクベス夫人を演じるための出演契約を結んだという。ジャスティン・カーゼルが監督を務め、トッド・ルイーゾとジェイコブ・コスコフが脚本を執筆する本作では、マイケル・ファスベンダーがマクベス役に決定したと先月30日(現地時間)に報じられている。「Screen Daily」誌の報道によれば、今回の映画化はシェイクスピアの原作に忠実な作品となるため、出演陣が繰り広げる骨太な会話劇が期待される。これまでも難役をこなしてきたナタリーだが、今回挑戦するマクベス夫人は女王の地位を獲得するために夫・マクベスにスコットランド王の殺害をけしかけるという役どころだ。主君を暗殺した後、王位に就いたマクベスだったが、自らが犯した罪の重圧に耐え切れず苦悩にさいなまれていく。そんなナタリーは最近、テレンス・マリックがメガホンを取ったタイトル未定の最新作でもマイケルとの共演を終えたばかりだ。また、ナタリーとマイケルは西部劇『Jane Got a Gun』(原題)でも当初共演予定だったものの、その後マイケルが同作からは降板している。さらにナタリーは、テレンスの別の新作『Knight of Cups』(原題)や『マイティ・ソー』の続編『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』などと新作が目白押しだ。(C) Getty Images