英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)が主催する第66回英国アカデミー賞の各受賞作品が2月10日に発表された。このうち長編アニメーション賞(ANIMATED FILM)は『メリダとおそろしの森』(Brave)、短編アニメーション賞(SHORT ANIMATION)は『The Making Of Longbird』が選ばれた。 ノミネート作品には『フランケンウィニー』と『パラノーマン ブライス・ホローの謎』の2本が挙っており、これらをかわした。今年も年明けから主要な賞の発表が順次続いているが、『メリダとおそろしの森』は第70回ゴールデングローブ賞では最優秀アニメーション賞を受賞している。
長編アニメーション賞の『メリダとおそろしの森』はディズニーとピクサーの制作で、日本でも昨年公開されている。これまでのピクサーの作風とは少々異なる切り口となっている。ピクサーの映画としては初めて、プリンスを主人公に据えたことなどが関心を集めた。 また、最後にアップルの創業者でピクサーとも関わりのあったスティーブ・ジョブズへの追悼文が表示される作品としても話題になった。 一方、短編アニメーション賞の『The Making Of Longbird』は、昨年のアヌシー国際アニメーションフェスティバルの学生部門で最優秀賞などを受賞している作品だ。若い才能にスポットライトを当てている。