ブラッド・ピットが中国訪問の予定をほのめかすメッセージを、中国のSNSサイト「ウェイボー(新浪微博)」のアカウントを通して書き込んだ。ブラッドは1997年、劇中に中国政府のチベット弾圧の描写がある『セブン・イヤーズ・イン・チベット』('97)に主演したことを理由に中国側から入国を禁じられた。だが、“中国版Twitter”とも言うべき「ウェイボー」にアカウントを設けたブラッドの最初の書き込みは、「これは真実だ。そう、僕は行くよ」という意味深なもの。このメッセージには2万2,000件以上のコメントがつき、本人と承認されたアカウントには14万人ものフォロワーがついたが、メッセージは数時間後に削除され、その後新しい投稿はない。中国政府は『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のほかに、リチャード・ギア主演の『北京のふたり』('97)、マーティン・スコセッシ監督の『クンドゥン』('97)などを挙げて、ハリウッドを批判していた。それにしても、TwitterやFacebookなどほかのSNSに公式アカウントを作っていないブラッドが「ウェイボー」に参加したことに、ユーザーたちも驚いている様子。ちなみにトム・クルーズは一昨年から「ウェイボー」に参加している。2012年の映画興行収入が168億元(約2,351億円)で、アメリカに次いで世界第2位の映画市場となった中国は、ハリウッド・スターにとって無視できない存在なのだろう。© Splash/AFLO
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