昨夏に亡くなったチリ出身のラウル・ルイス監督。百本を超える作品を撮りながら、日本で劇場公開された作品は『見出された時 「失われた時を求めて」より』('99)や『クリムト』('06)など、ごくわずかだ。一部に熱狂的なファンはいるものの、日本では“知られざる名匠”であるルイスが病に冒されながら撮り上げた4時間半もの大作『ミステリーズ 運命のリスボン』が公開される。19世紀のポルトガル、フランス、イタリア、そしてブラジルを舞台に、孤児の少年と彼の出生の秘密を知る謎めいた神父、嫉妬や欲望、復讐が渦巻く中を生きる貴族の人々が繰り広げる複雑な人間模様が次々と畳み込まれ、幾重にもなった秘密の奥から思いもよらぬ結末が表れる。豪華絢爛な19世紀の意匠で描く幻想的な作品だ。6月開催のフランス映画祭で上映の折、出演者の1人であるメルヴィル・プポーが来日、話を聞いた。
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