「母の日」を終え、「父の日」を控える5月、6月は、海外ドラマ界の“何だか気になる母子、父子”を大特集。第1回は、“何だか気になる母と息子”をご紹介していきたいと思います。海外ドラマ世界の母と息子の関係において、わりと多く見られるのはパワフル母とお年頃息子の家庭。コートニー・コックスがバツイチのクーガー女・ジュールズを演じている「クーガータウン」(写真右)には、少々のほほんとした高校生の息子・トラビスが登場します。このジュールズ&トラビス母子は、友達のように仲良しでオープンな関係。奔放なわりに子離れできない母・ジュールズと、感じやすい年頃のわりにねじれた家庭環境(父と母は離婚後も結構仲良し)を達観して(?)受け入れるトラビスの母子ライフが笑いを誘います。また、パワフル母と言えば、「Weeds 〜ママの秘密」のナンシーも同様。夫を亡くし、2人の息子を育てるためにマリファナの売人になったナンシーは、ガッツあふれるパワフル系であると同時に、キュートな容貌で運を味方につけてしまうちゃっかりママ。そんな彼女の大切な息子が、イケメン若手俳優のハンター・パリッシュ演じる長男・サイラスとアレクサンダー・グールド扮する次男・シェーンです。「Weeds 〜ママの秘密」というドラマ自体、シニカルなコメディの作りであることから、ナンシーと息子たちの関係も一筋縄ではいかない複雑さの中にユーモアあり。シェーンが精神的に不安定になったり、サイラスが母の“仕事”に興味を持ち始めたり…と、父の死と母の“仕事”はサイラス&シェーンにダークな影響を与えていくものの、それらがあくまでも深刻半分、のん気半分に描かれていくのが特徴です。一方、パワフル母とお年頃息子が登場するのは同じであるものの、先に挙げた2作ほどのんびり構えてはいられないのが「グッド・ワイフ 彼女の評決」(写真上)のアリシア&ザック母子。州検事である夫が逮捕されたのをきっかけに、専業主婦から弁護士へと転身する母・アリシアは、家庭を守るためにパワー全開。しかしながら、そんな母をサポートしようとするものの、父の逮捕や母の変化に戸惑わずにはいられないザックの青春には可愛らしさの中にどこか危うさがあり、ヒューマンドラマとしてサスペンスとして高い評価を得る「グッド・ワイフ 彼女の評決」に緊張感をもたらしています。さらに、緊迫系のパワフル母とお年頃息子と言えば、「ダメージ」(写真左上)で緊張感をほとばしらせているパティ&マイケル母子。血も涙もない弁護士として有名な母パティに反抗するマイケルは、たびたび問題を起こしてきた多感ボーイでしたが、その母子関係の行方は話が進むにつれとんでもない方向に…。コメディ世界では笑っていられる事態でも、「ダメージ」のような刺激満載のサスペンスともなると恐ろしい事態と化していくようです。次回は“何だか気になる母と娘”をピックアップしていきます。「グッド・ワイフ 彼女の評決 シーズン1」(全11巻・全23話)5月20日(金)よりTSUTAYA先行レンタル開始「ダメージ シーズン3 DVD-BOX」販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント価格:9,800(税込)発売・レンタル中TM & © 2011 CBS Studios Inc. THE GOOD WIFE and all relatedmarks and logos are marks of CBS Studios Inc. All Rights Reserved. © 2009 ABC INC.特集「グッド・ワイフ 彼女の評決」http://www.cinemacafe.net/drama/goodwife/
【シネマカフェ的海外ドラマvol.376】『ペンタゴン・ペーパーズ』と一緒に観るとぐっと深まる!「グッド・ガールズ!」 2018.3.14 Wed 20:45 海外ドラマをクローズアップ。Amazonのオリジナルシリーズ「グ…