70年代に実在した、メンバー全員10代のガールズ・バンドの伝記映画『The Runaways』(原題)の撮影が佳境に入り、ロサンゼルスでの撮影風景が公開された。ティーンエイジャーながら過激な下着姿で演奏し、センセーショナルな話題を呼んだバンドのヴォーカリスト・シェリーを演じるのはダコタ・ファニング。髪をプラチナ・ブロンドに染め、濃いメイクで体にフィットする衣裳を着た姿は、これまでの清純派のイメージとは大きく異なる。バンドでシェリーと人気を二分した、黒髪のギター&ヴォーカル、ジョーン・ジェットを演じるのは『トワイライト〜初恋〜』で人気を博し、続編『New Moon』(原題)でもダコタと共演するクリステン・スチュワートだ。2作続いた共演ですっかり意気投合したようで、2人は撮影の合間も車に飛び乗ったり、様々な遊びに興じて楽しく過ごしている。外見は大人びたが、15歳でまだまだ子供っぽさも残しているダコタは、70年代らしいプラットフォーム・シューズを履き慣れず、つまずいては笑い転げているという。映画は、バンドの75年の結成から、衝撃のデビュー、やがて人気No.1だったシェリーがバンドを去るまでを描く。全米では来年公開予定。劇中の衣裳をまとったダコタ。© Splash/AFLO