『L change the WorLd』 (C)- 2008「L」FILM PARTNERS (C) 2008「L」PLOT PRODUCE
『L』VS『バチスタ』対決、まずは『L』に軍配
今週の“公開中の映画”1位は先週に続き『陰日向に咲く』。先日の、主演の岡田准一による大ヒット御礼舞台挨拶も効いているのか、ブログでは引き続き人気が高い。が、それに迫る勢いを見せているのが、先週末に公開されたばかりの『L change the WorLd』。シネマカフェでも松山ケンイチに関する記事は常にアクセスが高く、松ケン人気の高さがうかがえる。特に前作の『デスノート』シリーズでブレイクしただけに、『L』でも前作同様、いや、それ以上のヒットを狙っているだろう。
3位は、こちらも公開直後の『チーム・バチスタの栄光』。初日舞台挨拶には、竹内結子、阿部寛ら総勢10名の舞台挨拶に加え、吉川晃司が地元・広島で舞台挨拶をするという徹底ぶり。ミリオンセラーの医療サスペンス小説が原作だけに、かなり力が入っている。現在、興行成績自体は『L change the WorLd』に軍配が上がっているが、この先どうなるのかが気になるところ。
“総合(ブロガー数順)”は先週と変わらず、1位『陰日向に咲く』、2位『デスノート』、3位『デスノート the Last name』。ちょっと気になるのは“総合(話題度順)”の1位にランクインした『ジュリアン』。これは2月2日(土)に公開された『ミスター・ロンリー』(写真左)のハーモニー・コリン監督の2000年の作品。実際、『ミスター・ロンリー』自体が監督の8年ぶりの監督作ということで話題になったが、その作品ではなく、監督の過去の作品の方が話題に上っている。確かに『ジュリアン』という作品自体も、公開当時は話題になったし、当時の方が“ハーモニー・コリン”というブランド的な価値も高かった。8年という歳月にもかかわらず、何かの拍子に話題になるという存在の大きさ、つまり、いつ作られた作品であっても、良いモノは長く記憶に残るということが証明されたのかもしれない。(毎週火曜日配信)