『L change the World』クランクアップ会見にて(左から)中田秀夫監督、松山ケンイチ、福田麻由子、南原清隆
昨年、『デスノート』、『デスノート the Last name』と相次いで公開され大ヒットを記録し、香港、韓国、シンガポール、台湾、タイなどアジア各国でもヒットのみならず社会現象とまで言われるブームを巻き起こした「デスノート」。このシリーズのスピンオフとして主人公・夜神月=キラと白熱の頭脳戦を繰り広げた天才“L”がスピンオフ作品『L change the WorLd』で帰ってきた。10月31日(水)に本作のクランクアップ記者会見が行われ、主演の松山ケンイチほか、南原清隆、福田麻由子、そして中田秀夫監督が出席した。
『デスノート』シリーズのスピンオフであることについて監督は、「作風は、前2作の金子監督は、僕が非常に尊敬する日活の先輩で、お話したことも何度かあります。『デスノート』2作を拝見して、原作の漫画もヒットしているようですが、すごく良い意味で、“L”が選ぶ道を良い意味で裏切って、はっとさせられました。現代人に潜むダークな部分をついていて、そういうところはドキッとさせられました。金子監督の作風を受け継ぐというよりは、“L”というキャラクターを『デスノート』の中にいる“L”と、この『L change the World』の“L”とは、180度違っている人物でもいけないけど、全く違う事件に向き合う“L”なので、違った見え方もさせたい。そこで自分の中のせめぎあいがありました」と率直に語ってくれた。
「現在鋭意編集中で年末には完成します」と中田監督が意気込む『L change the WorLd』は、2008年2月9日より丸の内プラゼールほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》