5月26日(土)より全国にて公開される映画『しゃべれども しゃべれども』の原作者・佐藤多佳子が、4月5日、最新著書「一瞬の風になれ」(講談社刊)で2007年第4回「本屋大賞」を受賞した。読者と最も近い存在である書店から出版業界を盛り上げようという試みから、3年前に始まったこの「本屋大賞」。過去一年の間で、書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票するというもの。活字媒体の低迷という状況の中で、この試みは着実にベストセラーを生み出しており、出版界に留まらず映画界にも多大な影響を及ぼしている。実際、過去3回の大賞受賞作品はいずれも『博士の愛した数式』、『夜のピクニック』、そして4月14日(土)の公開を控える『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』と映画化されており、今回の受賞作「一瞬の風になれ」がスクリーンに映る日も遠くないかもしれない。映画『しゃべれども しゃべれども』は、今回大賞に輝いた佐藤多佳子の最高傑作とも目される同名小説が原作。思うように人を笑わせることを出来ずに悩む、二つ目の落語家と、ひょんなことから彼のもとに集まってきたワケありな3人の男女が、落語を習うことを通じて、共に成長し新たな一歩を踏み出そうとする、人情と愛情に溢れた物語となっている。どこか懐かしい東京下町を舞台に人の温もりを感じる『しゃべれども しゃべれども』は5月26日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。
家族の絆を紡ぐ『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』オダギリジョー、樹木希林、内田也哉子、松たか子、小林薫初日舞台挨拶 2007.4.16 Mon 23:10 リリー・フランキーが亡き母への思いを中心に、親と子、社会と…