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「オレの売りは“外国では評価が高い”(笑)」世界のキタノ『アキレスと亀』を語る
先日開催されたヴェネチア国際映画祭でも高い評価を受け、いよいよ公開となる北野武監督最新作の『アキレスと亀』。絵を描くことが好きで、絵を描くことでしか気持ちを表現できない主人公・真知寿を少年期、青年期、中年期に渡って描いた本作について、人生におけるアートの意味を北野武監督が語った。
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たけし、ヴェネチアから帰国早々『ポニョ』とミッキー・ロークへの怒りを爆発!
先日開催されたヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、惜しくもグランプリ受賞はならなかったものの、現地の批評家、マスコミ、そしてファンに称賛をもって受け止められた北野武監督の『アキレスと亀』。9月20日(土)より日本での公開を迎える本作の試写会が9月11日(火)に開催された。上映前の舞台挨拶に、北野監督に共演の樋口可南子、麻生久美子、柳憂怜が登壇し、会場は大きな盛り上がりを見せた。
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【ヴェネチアレポート04】たけし、2度目の金獅子賞に向けて評価は上々
ヨーロッパで絶大な人気を誇る北野武監督。コンペの筆頭を飾る『アキレスと亀』の公式上映では、冒頭の音声トラブルで10分ほど中断するというアクシデントに見舞われたが、上映中から拍手が起こるほど観客は好反応。最後は5分間にわたってスタンディングオベーションを受け、北野監督も共演の樋口可南子も大感激。
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【ヴェネチアレポート03】朝から晩まで“キタノ・ばんざい”!
映画祭2日目の28日、ヴェネチアはまさに“キタノ・デー”だった。『アキレスと亀』で、『HANA−BI』以来2度目の金獅子賞に挑む北野武監督は、まずは午前11時半から公式記者会見に登場。売れない画家・真知寿を自ら演じた監督は「画家も監督も同じ。自分の映画も当たらないが、続けていくことに意味がある」と語った。さらに、夕方には第2回「監督・ばんざい!」賞の授賞式にプレゼンターとして出席。これはヴェネチア国際映画祭が、映画界に多大な貢献をした北野監督の栄誉を称えて昨年創設した賞で、今年の受賞者は『友だちのうちはどこ?』などで知られるイランの名匠、アッバス・キアロスタミ監督。北野監督は「日本でも人気のあるキアロスタミ監督にこの賞をあげられて、こちらの方が光栄です」と、授与する立場に恐縮していた。
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「プロデューサーってこんなにスゴい!!」 NCW特別セミナー開催!
開設から11年——。映画監督や宣伝マン、プロデューサーなど映画業界を目指す人々を育成し、数多くの映画人を輩出してきたニューシネマワークショップ(以下「NCW」)が2007年、次代の映画プロデューサーを養成する「映画プロデューサーコース」を開講。今年10月に第2期を迎える本コースのプレイベントとして、7月21日(月・祝)より特別セミナー「プロデューサーってこんなにスゴい!!」が開催される。
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【ヴェネチア映画祭レポートvol.02】“世界のキタノ”より“足立区のたけし”?
ヴェネチア映画祭2日目の8月30日、特別招待部門であるヴェネチア・マエストロ部門に北野武監督が登場。招待作『監督・ばんざい!』の上映に先立ち、北野監督へ今年から新設された“GLORY TO THE FILMMAKER!賞”が贈られた。この賞は挑戦的で偉大な監督を表彰するもので、ヴェネチア映画祭に長年貢献してきた北野監督の『監督・ばんざい!』の英語タイトル『GLORY TO THE FILMMAKER!』から名づけられたもの。ヴェネチア映画祭ディレクターのマルコ・ミューラー氏は監督を「大きな実績がありながら、常に新しいことに挑戦する監督」と紹介。監督は照れ笑いしながら、「こんな賞をもらったときに、最も自虐的な映画を撮ってしまってすみません。我慢して観てください」と語ると、満場の観客から大きな拍手を浴びていた。
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【ヴェネチア映画祭レポートvol.01】初日から衝撃的な映画で記者会見が楽しみ!
第64回ヴェネチア国際映画祭が8月29日、ヴェネチアの南にあるリド島で開幕した。開幕式には、オープニング作品である英国映画『Atonement』(原題/ジョー・ライト監督)に主演したキーラ・ナイトレイをはじめ、共演のヴァネッサ・レッドグレーヴや、審査委員長であるチャン・イーモウ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥらが参加。繊細なレースのドレスに身を包んだキーラがレッドカーペットに登場すると、「キーラ! キーラ!」の大合唱が起こり、キーラも笑顔で握手やサインに応じていた。
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『サッド〜』に続き、『ジャンゴ』、『監督・ばんざい!』ヴェネチアに正式出品決定!
8月29日(水)に開幕する、今年のヴェネチア国際映画祭。先日、青山真治監督の最新作『サッド ヴァケイション』が<オリゾンティ部門>に正式出品されることが決定したばかりだが、さらに全編英語の台詞による和製西部劇『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』が<コンペティション部門>、北野武監督が映画を愛する全人類に捧げたエンターテイメント『監督・ばんざい!』が<招待作品部門>へ出品されることが決定した。
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芸人対決はまっちゃんに軍配! シネマカフェ5月NEWSアクセスランキングTOP5
編集部でも注目していた『監督・ばんざい!』と『大日本人』の芸人監督対決。松本監督は自信作を引っさげて、そして北野監督は“世界の35人”に選ばれて、共にカンヌ入り。特に松本監督にとっては初監督作にしてカンヌ映画祭に出品なんて、ある意味“偉業”です。共に6月2日(土)の公開でしたが、成績の方も“売れる”映画を作ろうとしたキタノタケシ監督の努力も空しく『大日本人』が勝利。
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「酒飲みが愚痴言いながら泣いちゃう。そういう映画」北野監督最新作がついに公開!
今年のカンヌ映画祭で世界の監督35人の一人に選ばれた北野武監督最新作『監督・ばんざい!』。今までにない作風で話題となっていた本作が6月2日(土)に初日を迎え、北野武監督と観客との質疑応答のほか、寺島進、内田有紀、鈴木杏、松坂慶子、岸本加世子、江守徹らによる舞台挨拶が行われた。当日は、カンヌ映画祭のレッドカーペットで北野監督が紋付き袴にちょんまげのカツラをかぶっていたことにちなんで、観客全員とマスコミにカツラが配られ(実は、公開劇場で発売しているグッズ)、全員がカツラをかぶって監督らを迎えるという、まるでビートたけしのネタのような(?)光景となった。
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今まで観たことない鈴木杏! その注目すべき役どころは?
いよいよ6月2日(土)、公開を迎える北野武監督の最新作『監督・ばんざい!』。ベテラン俳優に囲まれながらも、強烈なボケ・ツッコミと“ズッコケ”を堂々と披露し、コメディアンとしての素質ものぞかせた鈴木杏さん。本作で新たな一面を見せる杏さんからシネマカフェの読者に向けてコメントが寄せられました。
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「今までのキャリアを全部吹っ飛ばした」北野武が語る『監督・ばんざい!』
これまでの北野作品とは違う、それでいてやっぱり北野武だな、と思える『監督・ばんざい!』。“世界のキタノ”と呼ばれ、海外の映画祭でも人気が高いが、「俺には映画をバカにしているところがある。だからこそ、これだけ当たらない映画を積み上げてこれたんじゃない?」と笑う北野監督に話を聞いた。
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北野武ばんざい! カンヌを驚かせた“ちょんまげ頭”は清原との約束!?
北野武がすべてのエンターテイメントを網羅した、ウルトラ・バラエティ・ムービー『監督・ばんざい!』。5月24日(木)、本作の完成披露試写会が行われ、北野武監督、江守徹、岸本加世子、鈴木杏、吉行和子、松坂慶子、内田有紀、蝶野正洋、天山広吉が舞台挨拶を行った。