
【柴田智子から皆様へのラブレター】
柴田は自分がオペラ主演のキャリアの最後に2024年を生きる一人の70歳の声を間近に意識した朝、「La Traviata」のスコアと向き合った。
その夜オリジナル曲本も読みながら、自分がまだギリギリに声が間に合うなら、是非この作品を自分でしかできない作品に出来るインスピレーションを持った、アメリカでオペラと現代音楽の世界で生きたバーンスタインに背中を押されて、イタリアに再留学をした日々を思い出しながら…ミラノのスペイン大使の家で寝泊りを許され、豪華絢爛に飾られた家具やアートに囲まれて、日常を忘れながらもどこか自分から遠い世界を感じていた。ミラノスカラ座で当時ムーティ―の下で副指揮をしていたボブ、キャタルソンのとコーチングやカラス死後スカラ座で上演されなかった長時間ノーカットで楽譜に書かれた通りの数十年ぶりの再演も、カラスにそっくりと言われた歌手による上演にも感動を得ることが出来なかった。
自分のルーツや音楽性や教育に向き合う事数か月、私に出来る「椿姫」の演出案が浮かんだ。それは今と過去を結ぶ「椿姫」”ヴィオレッタとアルフレードにもし子孫が出来ていたら”という発想がすぐ思い浮かんだ。
豊洲シシビックセンターホールの夜景も利用してのNYのアパートメントから18世紀のヴィオレッタの住むフランスへと静かに時を移していく。NYメトロポリタン歌劇場でも観られるモーツアルトを現代のシーンでやるとか…等は作られた時代からでるメロディーの美しさや甘いディユエットをぶち壊してしていまう。
それほど意味のないものはないと柴田はNYでも何度となくディレクターともぶつかった記憶がある。ただ言えることはオペラは長い、その長さを今を生きる人たちに共有を強いられるかというと私は首を横に振り、長年オペラに携わって活躍をしてきた久保晃子さん(ピアニスト・コルぺティツーア)の方にカットを依頼し、間にNYの子孫ロバートのアパートと繋ぐことにした。
昨年の公演ではミュージカルを目指す若い学生や教員、オペラ歌手の方々やディヴィ・スカルノ夫人もお見えになり、普段オペラに出向かない方々の姿も増えた事は本当に嬉しかった。
オペラのキャリアを実質的に終わるもっと前にやりたかった事であるが、後悔先に立たず今を生きるしかなく、この公演で私が歌う事は、昨年膝・股関節・腰を痛め車椅子で練習場に立ち、本番時もたっていたのはステージだけでステージは立つのがやっと‥走るシーンでも走れなかった私が今一度自分が演出した様に動いて歌うだけなく、演技もスコアに書かれていることをやり遂げたいという意味合いがある。
1年の間に手術を2回し、まだ完全でない足を制して全てが崖っぷちである中で改訂版再演をするには理由がある。「椿姫」を演じるのは今年を逃したらもうない。
誰にでも訪れる、オペラ主役との「さよなら」がある。それはこの「椿姫」であったなら私のオペラ引退にはこんな花道はないのである。
でもプロデユースから、ブッキングから、制作、主演、脚本を簡単な事ではなかった。三浦奈綾さんに脚本整理をお願いし、演出の監修をお願いして6月13日を迎える。どこにもない柴田智子発案・脚本・演出・主演のオペラ「MESSAGE FROM VIOLETTA」~LA TRAVIATAに是非お越し頂けます様に心からお誘い、お願い申し上げます。
【 プロモーション動画 】
※一部オリジナルキャラクターが出演しこちらはフユージョンです。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=7cIF1biofhY ]
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/137809/4/137809-4-cc84770ec1cd587117c4a7017e84ce21-1241x1754.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ニューヨークのリンカーンセンターでオペラ「夕鶴」のタイトルロール”つう”を演じ、NY TIMES紙から絶賛されたのは大学でもオペラを歌う経験がなかった若干24歳の柴田智子だった。
NYを拠点に長年にわたりクラシックのジャンルを超え、オペラからミュージカル、ビートルズまで幅広いレパートリーを兼ね備えたクロスオーバー歌手の先駆者であり、アメリカ音楽のスペシャリストとして知られるソプラノ柴田智子。イタリアにも留学歴があり、歌劇「ドン・ジョバンニ」でデビューしながらもバーンスタインのキャンディード等を広めた。
近年はオペラにも積極的に取り組んでおり、昨年、オペラ「椿姫」抜粋 をプロデュース。今年はその改訂版の再演です。柴田が信頼する仲間たちと共に柴田ならではの「椿姫」を演出し、さらに斬新なストーリーにブラッシュアップしました。
La Traviataでありながら舞台はNYから始まります。そこには絶望のどん底にいる一人の青年がいた… 300年もの時を越えて残されたヴィオレッタの愛のメッセージをお届けします。
どうぞご期待ください。
【公演概要】
VERDI 「La Traviata」 message from Vioretta
日時:2025年6月13日(金)18:30 開演/18:00 開場
会場:豊洲シビックセンターホール
出演:
Violetta :柴田智子(Sop.)
Alfredo :金山京介(Ten.)
Germont & Verdi: 高田智士(Br.)
Robert :下司愉宇起
Orchestra Pf.:追川礼章
主催・企画制作・プロデュース:(株)TSPI 柴田智子
マネジメント・後援:公益財団法人東京二期会
公演監督:柴田智子
演出監修:三浦奈綾
音楽アドバイザー&制作:久保晃子
舞台監督:塙 翔平
照明:株式会社MOSH
ヘアメイク:濱野由美子
デザイン:堀内丈弘
入場料:【プレミアシート】11,000円(指定席 プレゼントあり)
【自由席】
一般 8,500円
学生4,000円
※プレミアムチケットは(株)TSPIのみ取扱い
【チケット申込・お問合せ先】
●(株)TSPI 03-3723-1723 / info@tspi.co.jp
● (株) TSPI申込(Googl Form)https://00m.in/jxeuq
●(株)TSPIクレジット決済 https://00m.in/wmhFx
●二期会チケットセンター 03-3796-1831 ※自由席のみ
https://nikikai.jp/ticket 検索:二期会 La Traviata
(平日10:00~18:00/土曜10:00~15:00/日-祝休業)
●イープラス※自由席のみ
https://eplus.jp/sf/detail/4244590001-P0030001
●配信チケットお問い合わせ:サロンダール サロンダール配信料金 一般3500円学生2000円
https://salondart.art/lc-lending/shibata-15/ liveconcert@salondart.art / 03-6873-2064
※ライブ配信+終演後公演動画視聴用URLプレゼント(公演後1週間限定)
※(株)TSPIは株式会社 T.S.PROJECT INTERNASTIONALの略
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二期会チケットセンター
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イープラス
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【プロフィール】
柴田智子 Soprano(ヴィオレッタ)
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/137809/4/137809-4-55fefc79722794e247cf1e5194214c53-1800x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
今を生きる喜びとして心に響く歌を世界に発信するソプラノ。アメリカ音楽のスペシャリスト。現在は日本語の歌にも力を入れる。
武蔵野音楽大学を卒業後、ジュリアード音楽院に学び、リンカーンセンター、カーネギーホール、サントリーホール、新国立劇場等にてオペラに出演。国内外でミュージカル「王様と私」、蜷川幸雄の「魔女の宅急便」等にも主要キャストとして出演。NY.TIMESから何度となく高い評価を得る。
クロノスカルテット等と現代音楽の初演を数多く手がけイタリアへ留学、バーンスタインの音楽を普及する。新日本フィル、読売日本交響楽団、東京交響楽団、アカデミー管弦楽団等とも共演。EMI専属歌手として3枚のCDをリリース、バーンスタインの曲を収録した「マンハッタンドリーム」は著名なエンジニア・プロデューサーのジョン・マックルーア氏と共同プロデュースが話題を呼ぶ。特にアリアになったビートルズ「Let it be」は史上初の女性カバー
アルバムとして世界的な反響を呼び、2021年にユニバーサルミュージックより両CDが再発売された。
NHK、日本テレビ、テレビ東京、ラジオでは東京FM J-WAVE、FM NACK5で5年間番組を持つ等、総合的なアーティスト活動を繰り広げる。
近年では、豊洲シビックセンターホールにて「柴田智子の自由で素敵なコンサート」を2020年6月より開催。2024年5月には、同ホールにて自身プロデュース・演出にて「Message from Violetta ~La Traviata~」を手掛け、主演。東京オペラプロデュース「ビバ・ラ・マンマ」プリマドンナ役(新国立劇場)、東京二期会主催「メリー・ウィドー」シルヴィアーヌ役や「天国と地獄」ジュノー役(日生劇場)で出演。今春、追川礼章氏と制作したCD「Song of Japan」がリリース予定。昭和音楽大学・桜美林大学講師。二期会会員。
金山京介 Tenor(アルフレード)
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/137809/4/137809-4-b27282bba0b14bc3a320b10d0b4ed2f4-1801x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
国立音楽大学首席卒業。卒業時に矢田部賞受賞。東京藝術大学大学院修了。東京二期会オペラ『魔笛』(宮本亞門演出)タミーノ役にて二期会オペラデビュー。以後、日生劇場および東京芸術劇場『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ、日生劇場『セヴィリアの理髪師』アルマヴィーヴァ伯爵、『後宮か らの逃走』ベルモンテ、二期会『メリー・ウィドー』カミーユ、『こうもり』アルフレード、『コジ・ファン・トゥッテ』フェランド、東京・春・音楽祭『トリスタンとイゾルデ』若い水夫の声、新国立劇場『椿姫』ガストン子爵役等、多数のプロダクションに出演。二期会会員。
高田智士 Baritone(ジェルモン/ヴェルディ)
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国立音楽大学卒業、同大学院、新国立劇場オペラ研修所、ダルムシュタット音楽院修了。ダルムシュタット州立劇場『ジーザスクライストスーパースター』使徒の他、多くの演奏会が地元紙等で好評を博す。これまで「ダ・ポンテ三部作」主要役、『椿姫』ジェルモン、『ジャンニ・スキッキ』題名役等、50超の役で出演。コンサートソロでも活躍し、著名指揮者と共演を重ねる。東京二期会では『金閣寺』鶴川、『フィガロの結婚』題名役、『椿姫』ドゥフォール、『平和の日』砲兵、『午後の曳航』4号、『影のない女』伝令使等、多くの役で好評を博している。二期会会員。
下司愉宇起(ロバート)
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熊本市出身。童謡からオペラ・ポップス・ミュージカルナンバーに至るまでレパートリーは幅広い。’18年青島広志演出「メリー・ウィドウ」カミーユ役で舞台デビュー。’19年・’20年ミュージカル
「砂浜のエレジー~肥後石工恋唄(出田敬三作曲)」主演。’23・’24年音楽劇「天草小唄ものがたり 幻の歌手 横田良一」にて主演。熊本県文化懇話会新人賞。とちぎ次世代の力大賞奨励賞。平成音楽大学講師。東京藝術大学卒業。(一社)全日本児童音楽協会代表理事・副会長。イブラ・グランド・アワード(主催デヴィ・スカルノ)総合プロデューサー。’23年・’24年イタリア・シチリア島イブラ音楽祭に出演。公式HP http://shimojissimo.ciao.jp
追川礼章(オーケストラピアノ)
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1994年生まれ。埼玉県立浦和高等学校卒業後、東京藝術大学楽理科を経て同大学大学院ソルフェージュ科を修了。
室内楽ではこれまでに元ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター、ローレンツ・ナストゥリカ氏、NHK交響楽団のメンバーらと共演を重ねる。 テレビ朝日《題名のない音楽会》を始めとする多くのTV番組にピアニストとして出演する他、これまで作編曲&ピアノで参加したCDの多くがメジャーレーベルから発売されている。2022年には2月~3月のNHKラジオ深夜便の歌として自身が作曲、小椋佳が作詞した林部智史「花に約束」が選ばれる。
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/137809/4/137809-4-e7b430f413f79bc5c3c09eadb74dfb00-1241x1754.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
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プレスリリース提供:PR TIMES