いじめによりクラスメイトを自殺未遂に追い込んでしまった中学生と新たに赴任してきた教師の交流を軸に、命の大切さを伝える『青い鳥』。直木賞作家・重松清の同名短編集を映画化した本作が、10月19日(日)、東京国際映画祭の「日本映画・ある視点」部門にて上映された。主演の阿部寛と中西健二監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。
平均年齢47.5歳の中年パンクロック・バンド参上! 宮藤官九郎が異色のテーマとキャスティングで新たに繰り出すパンクロック・ムービー『少年メリケンサック』。東京国際映画祭の特別招待作品に選ばれた本作だが、チケットが即完売したという人気ぶり。10月19日(日)、上映前の舞台挨拶に宮藤監督はじめ、主演の宮崎あおい、佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲ、勝地涼が登壇し、大歓声を浴びた。
ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンという、ハリウッドを代表する2人の女優が姉妹役を演じ、16世紀のイギリス王室を舞台に愛憎劇を繰り広げる『ブーリン家の姉妹』。開催中の第21回東京国際映画祭にて10月19日(日)、本作が特別招待作品として上映され、来日中のジャスティン・チャドウィック監督が舞台挨拶に登壇した。
日本最大でアジアを代表する映画祭のひとつ、東京国際映画祭が10月18日(土)開幕した。今年で21回目を迎える映画祭のテーマに掲げられているのは“エコ”。例年レッドカーペットが敷かれる六本木ヒルズのけやき坂にはペットボトル(500ml)約18,000本を再生して制作された“グリーンカーペット”がお目見えし、映画祭の幕開けを飾った。
いつかは訪れる最期の日=「その日」を宣告された者とそれを見守る人々の姿を描いた、重松清の同名小説を名匠・大林宣彦が映像化した感動作『その日のまえに』。東京国際映画祭初日の10月18日(土)、本作が「ある視点」部門にて初上映された。大林監督の人柄あふれるMCに乗せて、南原清隆、今井雅之、勝野雅奈恵、原田夏希、窪塚俊介、山田辰夫、大谷燿司、小杉彩人、厚木拓郎、伊勢未知花の総勢11名による舞台挨拶が行われた。
18日(土)に開幕した東京国際映画祭(TIFF)レポートは『THE CODE/暗号』の舞台挨拶よりスタート! この作品は、知る人ぞ知る(?)「探偵事務所5」シリーズの劇場用長編第2弾として制作され、2009年の初夏に公開が予定されている。東京国際映画祭「ある視点」部門のオープニングであると同時に、東京国際映画祭のファースト・スクリーニングでもある本作の舞台挨拶に、主演の尾上菊之助、林海象監督のほか、稲森いずみ、松岡俊介、宍戸錠、松方弘樹、佐野史郎、貫地谷しほりの8名が登壇した。
昭和30年代の九州の炭鉱町を舞台に、母を知らない少年・信さんと彼を母親のように見守り続けた女性・美智代の“20歳差”の純愛を描いた『信さん』。『しゃべれども しゃべれども』、『やじきた道中 てれすこ』の平山秀幸監督の指揮の下、映画初主演となる小雪を迎え、本作の撮影が9月より福岡県田川市など九州各地で行われている。10月16日(木)、撮影中の平山監督と小雪が揃って、ロケ地にて作品について語ってくれた。
『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの制作などで知られる映像制作会社「ROBOT」と若手クリエイターが手を組み、感動を伝えるショートストーリーシリーズ「pieces of love」。同シリーズ第一弾として、10月24日(金)、各国のアニメ映画祭を席巻した『つみきのいえ』と、若手実力派女優が織り成すラブストーリー3篇『日にち薬』、『It's so quiet.』、『わかばちゃん』が、それぞれvol.1とvol.2としてDVD発売される。これを記念して、10月16日(木)に本作の上映会が開かれ、ゲストとして『つみきのいえ』のナレーションを務めた長澤まさみと、『日にち薬』の主演・谷村美月が登壇した。
舞台は16世紀のイングランド。国王・ヘンリー8世の寵愛を巡り、やがて国の歴史をも変える事態にまで至る、姉妹の愛憎劇を描いた『ブーリン家の姉妹』が10月25日(土)より公開される。これに先駆け10月16日(木)に本作のジャパン・プレミアが開催され、監督を務めたジャスティン・チャドウィックが上映前の舞台挨拶に来場した。
『殯の森』で昨年のカンヌ国際映画祭で見事グランプリを受賞した女流監督、河瀬直美が、タイを舞台に完成させた最新作『七夜待』。11月1日(土)の公開を前に、10月14日(火)に本作の女性限定試写会が行われ、上映前のトークショーに主演の長谷川京子と河瀬監督が登壇した。タイをイメージした花々とキャンドルに囲まれ、ガールズトークに花を咲かせた。
1963年に日本で第1作『007/ドクター・ノオ』が公開されてから45年、『007』シリーズは来年1月に公開される最新作『007/慰めの報酬』で22作目を数えることになる。このたび、時計ブランドのスウォッチ グループ ジャパン株式会社が、シリーズ全22作とのコラボレーションによる新作「007 VILLAIN COLLECTION(ヴィラン・コレクション)」の発売を決定。その発表会が10月14日(火)に開催され、芸能界きっての007好きとして知られる俳優の細川茂樹、シリーズのDVD字幕監修も務める自他共に認める007通の酒井俊之氏を迎えてのトークイベントが行われた。
第13回釜山国際映画祭は10日、ヒョンビン主演の『I Am Happy』の上映をもって幕を閉じた。今年の傾向として、日本の若手の活躍が目立った。新しい才能を発掘するニュー・カレント部門では、市井昌秀監督の『無防備』が、韓国のロ・ギョンテ監督の『Land of Scarecrows』(原題)と共に大賞を受賞。『無防備』は流産したばかりの女性と、妊娠中の女性を軸にした物語。審査委員長を務めたヌーヴェルヴァーグの顔、アンナ・カリーナは「女性の描き方にリアリティと個性がある」と高く評価した。すでにご存じだと思うが、市井監督はいま人気の“髭男爵”の元メンバー。奇しくも同じ年にブレイクしたのだから、これぞホントの“ルネッサーンス!”と言うべきか。
140年前に誕生したSF小説の傑作を原作に、めくるめく“地底世界”を3D技術によって再現してみせた新感覚エンタテイメント『センター・オブ・ジ・アース』。10月25日(土)の公開に先立ち、10月13日(月・祝)、本作の完成披露試写会が行われ、上映前の舞台挨拶に、吹き替えキャストを務めた沢村一樹、矢口真里、入江甚儀が揃って登壇した。