2004年に起きたイラクでの日本人人質事件をヒントに、被害者女性の葛藤の日々を描き、カンヌ映画祭で賛否両論を巻き起こした『バッシング』から2年。海外でも高い評価を受ける小林政広監督の最新作『愛の予感』が、8月1日より開催中のスイス・ロカルノ国際映画祭のコンペティション部門にて、最高賞にあたる金豹賞はじめ、CICAE賞(国際芸術映画評論連盟賞)、ヤング審査員賞、ダニエル・シュミット賞を獲得、名誉ある4冠に輝いた。日本人監督のグランプリ受賞は1970年の実相寺昭雄監督の『無常』以来となる、37年ぶりの快挙。
5年ぶりとなる監督作で、日本が世界に誇るクリエイター、曽利文彦が最新3DCG技術を見せつける『ベクシル −2077日本鎖国−』。先日、スイス・ロカルノ国際映画祭の巨大スクリーンで上映され、多くの賞賛の声を集めた本作が凱旋帰国。8月18日(土)の公開初日に先がけて、8月9日(木)、完成披露試写会が開催され、黒木メイサ、谷原章介、松雪泰子の豪華声優陣、曽利監督、そして主題歌を手がけた歌手のminkが登壇した。
昨年の東京国際映画祭でタランティーノや北野武に続く逸材だと称されたソイ・チェン監督。その過激なバイオレンス描写から“香港の三池崇史”として注目を浴びている彼の最新作『ドッグ・バイト・ドッグ』が8月11日(土)に初日を迎えた。本作でエディソン・チャン扮する殺し屋を執拗に追いつめる刑事・ワイを演じたサム・リーが来日し、舞台挨拶を行った。
クールな黒に身を染めた機体、そして全席が黒の本革張り、エコノミークラスとは思えないビジネスクラス級のゆとりを持つ、その名も「スターフライヤー」。昨年の3月に福岡・北九州と東京を結ぶエアラインとして誕生した、この“黒い飛行機”が8月9日(木)、ついに搭乗者100万人を達成した。同日、この記念セレモニーが開催され、同社とコラボレーション・キャンペーンを行っている映画『サッド ヴァケイション』から青山真治監督、板谷由夏がお祝いに駆けつけ、スターフライヤーに対する思い、そして作品について語ってくれた。
大人気ドラマ「24 -TWENTY FOUR」の主人公、ジャック・バウアーの娘・キム役で世界中から爆発的人気を得たエリシャ・カスバートの最新作『キャプティビティ』。9月15日(土)より公開される本作のプロモーションのためにエリシャが8月7日(火)に初来日し、翌日の8日(水)に開催されたジャパンプレミアで舞台挨拶を行った。
CIAの誕生、そして20世紀後半の世界を大きく揺るがした“冷たい戦争”の始まりへと続く歴史の波に翻弄された、一人の諜報員の人生を描き出した『グッド・シェパード』で13年の沈黙を破り、メガホンを握ったロバート・デ・ニーロ。主人公・エドワードの人生を大きく左右する存在となるサリヴァン将軍役として出演もしている彼が来日し、8月8日(水)に記者会見が行われた。
魔球を投げるエースがいるわけでもない、ものすごいホームラン・バッターがいるわけでもない敗戦続きの弱小野球チームが巻き起こす奇跡を描いた、ちばあきお原作の伝説の野球マンガを実写映画化した『キャプテン』。迫る8月18日(土)の全国公開に先駆けて、映画のロケ地である栃木県・宇都宮市の劇場2館にて、8月4日(土)、先行公開を迎え、主演の布施紀行、小川拓哉、宮崎美子、永井浩介、室賀厚監督による舞台挨拶が行われた。そして特別ゲストとして、本作の応援団長に任命された宇都宮市長・佐藤栄一氏が『キャプテン』応援団長キャップをかぶって登場した。
エイベックス・グループが“キッズのキラッとした個性をもっと輝かせるために”というコンセプトで開催してきた「キラット・エンタメ チャレンジコンテスト2007」の決勝大会が8月7日(火)に行われ、歌、モデル、エンタメ、ダンスの4部門で予選を勝ち抜いてきた48組が、ステージで熱い戦いを繰り広げた。会場には、特別プレゼンターとして映画『阿波DANCE』から榮倉奈々、勝地涼、北条隆博、橋本淳、尾上寛之の“チーム阿波DANCE”が来場。特別ゲスト審査員であり、本作の主題歌を担当するTRFのSAM、ETSU、CHIHARUとともに榮倉さんらが登場すると、出場選手や観客からは大歓声が上がった。
青い麦畑に、ビルに遮られることのない満天の星空…どこか懐かしい大自然の残る田舎町を舞台に、夢にあふれる子供たちのかけがえのない夏休みが始まる——。『世界の中心で愛をさけぶ』の行定勲が、監督としての原点に立ち返り、オリジナル脚本で挑んだファンタジー『遠くの空に消えた』。8月18日(土)の公開に先がけて、8月5日(日)、完成披露“親子限定”試写会が開催され、主演の神木隆之介、大後寿々花、ささの友間、行定監督による舞台挨拶が行なわれた。“子供たちと大人たちへ贈る”という作品に込められた想いにちなんで、親子の観客限定で行われた今回の試写会。さらに今回は会場の受付、舞台裏、整備から誘導に至るまで、試写会の全ての運営を子供スタッフ(小学校3年〜6年生)が取り仕切り、まさに映画に描かれる“子供力”による試写会となった。
最先端のロボット技術をもってして“鎖国”という形で世界とのつながりを絶ってしまった、2077年の日本の秘密のベールがいま、はがされる——。早くも75か国での公開が決まっており、世界からの期待を一身に集める曽利文彦監督の最新3DCGライブアニメ『ベクシル −2077日本鎖国−』。本作が世界10大映画祭の一つであるスイス・ロカルノ国際映画祭のオープニング作品として、現地時間の8月1日(水)、華々しくワールドプレミア上映され、曽利監督が舞台挨拶に登壇した。
全世界でヒットを記録し、バディ・ムービーの金字塔を打ち立てた前作『ラッシュアワー2』から6年。あの最強の非常識刑事コンビが帰ってくる! 8月25日(土)より、いよいよ公開される『ラッシュアワー3』のジャパンプレミアが8月5日(日)に開催され、主人公の刑事・リー役のジャッキー・チェンと、本作でリーとクリス・タッカー扮するカーターのコンビの前に立ちふさがる、敵役のケンジに扮する真田広之の2人が出席した。
日本が誇る伝統芸能である古典落語の傑作、「真景累ヶ淵」を原作に、女性の恐ろしいほどの深い愛を描いた『怪談』。5年ぶりにメガホンを握った、『リング』シリーズの中田秀夫監督が本格的な時代劇に挑戦。日本の美しさを繊細かつ大胆に表現した本作が8月4日(土)に初日を迎え、主演の尾上菊之助、黒木瞳ほか、井上真央、麻生久美子、木村多江、瀬戸朝香、中田秀夫監督が舞台挨拶に登壇し、本作への想いをそれぞれに語ってくれた。
いつも一緒につるんでいる高校生の仲良し3人組み、ナツ、ココ、マリネ。彼女たちが時に苛立ち、時にケンカしたりしながらも互いに支え合って大人へと成長していく姿を爽やかに描いた『彩恋』。8月4日(土)に初日を迎え、主演の3人組みを演じた、関めぐみ、貫地谷しほり、徳永えりと飯塚健監督が舞台挨拶を行った。