
A24映画『ベイビーガール』コラボアイテム発売、劇中のハイヒールや犬がモチーフに
「A24」とコンセプトストア「V.A.」によるコラボレーションアイテムが3月8日(土)より限定発売。ニコール・キッドマン主演『ベイビーガール』をモチーフにしたアイテムを店舗とオンラインストアで展開。
80分の記憶しか持たない数学博士を主人公にした大ベストセラー、「博士を愛した数式」が映画として蘇る。完成を記念した試写会の後に開かれた記者会見には博士を演じた寺尾聰をはじめ、深津絵里、斉藤隆成、吉岡秀隆、監督の小泉堯史、そして原作者の小川洋子が揃い、注目の本作に対する熱い思いを語った。
弱冠30歳過ぎにして、ベルリン、ベネチア、カンヌの世界3大映画祭を制した監督がいる。その名は賈樟柯(ジャ・ジャンクー)。あの巨匠マーティン・スコセッシまでも「君の映画は素晴らしい。私はみんなに君の映画を見るように薦めている」と絶賛する、中国の新世代を担う監督だ。
『マッハ!』や『アタック・ナンバーハーフ』などのヒットで日本でも人気を得てきたタイ映画。そのタイから本格アクション映画がやって来る。東京国際ファンタスティック映画祭2005での先行上映に合わせて来日した『デッドライン』のタニット・チッタヌクン監督にタイの映画事情をうかがった。
久しぶりに邦題がグッときた映画です。個人的には、田舎に生まれた者としての17歳の心のもがきや、抜け出したいけれど方法を探る術も分からないモヤモヤに深く共感。主人公のマリアは、麻薬の粒を飲み込んで密輸すること、平たく言えば“悪いこと”によって新しい扉を開くのだけれど、大切なのは「何をしたか」ではなく、それによって何を吸収し、どう考え、“そして”次に何をするか。彼女が立ち向かった壁は、危険度では比べものにならないけれど、きっと誰もが一度はぶち当たる壁。そしてそれを乗り越えたときに見える“ひと粒のひかり”。決してバンザイして喜べるものではないけれど、希望に満ち満ちたエンディングで思わず涙がこぼれてしまいました。───『そして、ひと粒のひかり』。観た後も深く味わえるタイトルを名づけた配給さんにも思わず拍手です。パチパチ。
ドラッグとは無縁に生きている平凡な私たちには、“運び屋”というマリアの選択はあまりにも衝撃的に思えるかもしれませんが、世界は違えど誰にでも自分の人生に迷いを感じる時期や、分かれ道があったはず。もちろん“運び屋”の仕事の危険性は明らかで、思わず目をそむけたくなる場面には「ほかに道はなかったのか…」と願いたくもなりますが、マリアにとってこれはより明るい未来への賭けであり、絶望ではなく、救いだったと思う。混乱し、悲しみ、必死な状況に追い込まれ、それでも彼女は手探りで幸せをたどる。17歳の明るい青春映画からは程遠いですが、そこには確かに希望のひかりがあり、ラストは不思議とさわやかな気持ちで拍手を贈りたくなりました。
主人公マリアは、今いる自分の場所から逃げ出したくて家族も恋人も仕事も何もかも捨ててコロンビアの田舎町からニューヨークへ……と言うと、サクセス・ストーリー風に聞こえるけれど、彼女が選んだ仕事はなんと麻薬を胃の中に飲み込んで密輸する“ミュール(運び屋)”。死と隣り合わせの恐怖、犯罪に手を染める罪悪感……17歳の少女のとった決断にハラハラドキドキしながらも、生きて行くって大変なことなんだなぁ?としみじみ。ミュールという仕事は決して許されるものではないけれど、悩みや不満を持っていても「ま、仕方ないか…」と、つい妥協してしまっている自分がちょっと情けなく感じてしまったり。重いテーマでありながらも希望に溢れたラストは清々しいし、何よりもマリアを演じたカタリーナ・サンディノ・モレノの飾らない美しさが新鮮!
文学の映像化作品は数々あれど、観終わった後、こんなに原作を読みたくなった映画は、今までにありませんでした。「こんな話だったっけ」と思ってしまった『春の雪』。もちろん、物語の筋は確かに“そのもの”なのですが、何かが違う。その何かを言葉で表現するとしたら“世界観”とでも言いましょうか。
キャスティングが難航していた『007』シリーズの新ボンド役が、やっと決まったらしい!というウワサをキャッチしたので、早速お伝えしましょう〜。新しいジェームス・ボンド役に選ばれた俳優の名前は、ダニエル・クレイグ。…誰?知らない…という人も多いと思いますが、それもそのはず。まだあまり知られていない新鋭イギリス人俳優で、最新作『レイヤー・ケーキ』でシエナ・ミラー(元ジュード・ロウの婚約者、ジュードがベビーシッターと浮気した騒ぎで別れちゃいましたよね)と共演してて、この作品が各地の映画祭で公開され始めているってかんじです。というわけで、ダニエル・クレイグがボンド作品のクリエイターたちのハートを射とめたらしいんですけど、007次回作『Casino Royale(原題)』の撮影が来年早々始まる予定なので、タイミング的にぎりぎり間に合った!ってかんじですね。よかった、よかった。
人生では誰もが自分にぴったり合う靴を探している。だがそれを見つけるのはなかなか難しい。そんな等身大の女性たちの姿をとらえ、やがて新たな一歩を踏み出していくまでを描いた『イン・ハー・シューズ』で、正反対の姉妹を演じたキャメロン・ディアスとトニ・コレットが来日した。
この間まで、猛暑が続いていたのがうそのよう。今はもう、東京もすっかり秋の気配が漂っています。涼しくなり、過ごしやすくなってくると、食欲とともに旺盛になるのが知的好奇心。この時期には、映画もアーティスティックな視点で選んでみるのはいかがでしょう。今月は、「映像のアート」をさまざまなスタイルで楽しめる作品が沢山公開されることですし。
センセーショナルな映像美で、壮絶なまでの愛と裏切りの世界を描いた、全米No.1ヒット作『シン・シティ』。“SIN CITY(罪の街)”に生きる個性的なキャラクターと彼らを演じる豪華なキャストも話題の本作で、多くの俳優たちに交じり、鮮烈な印象を残しているのが、ハリウッドでも注目の若手女優ブリタニー・マーフィだ。『17歳のカルテ』『8Mile』などでも高い評価を得ている彼女が、10月1日の映画公開を控え来日。世界を刺激する『シン・シティ』の魅力を、cinemacafe.netに語ってくれた。
シンガーソングライターである山崎まさよしがスクリーンデビューを果たした『月とキャベツ』から8年。ファン待望の主演第2作目として彼が選んだのが、韓国ブームの火付け役となったホ・ジノ監督のデビュー作『八月のクリスマス』のリメイクで、病に侵され余命がわずかの青年役を演じる『8月クリスマス』だ。公開目前の9月21日、本作のプレミアム試写会が都内で行われ、主演の山崎まさよし、関めぐみ、長崎俊一監督らが舞台挨拶に登場した。
1978年に製作されたハーヴェィ・カイテル主演のフィルム・ノワール『マッド・フィンガーズ』。アメリカだった舞台を現代のパリに移し、巨匠、ジャック・オーディアール監督によってリメイクされた作品が『真夜中のピアニスト』だ。本作の公開を今週末に控え、主演のロマン・デュリスにインタビューを行った。
「A24」とコンセプトストア「V.A.」によるコラボレーションアイテムが3月8日(土)より限定発売。ニコール・キッドマン主演『ベイビーガール』をモチーフにしたアイテムを店舗とオンラインストアで展開。