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【特集】あなたは共感できる?パク・ウンビン、予測不能の新境地へ…メディカル心理サスペンス「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で大ブレイクしたパク・ウンビン、韓国映画界の名優ソル・ギョング共演「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」がディズニープラス スターにて独占配信中。歪んでしまった師弟関係は一体どこへ向かうのか。この顔合わせで贈る、予測不能のメディカル心理サスペンスからはひとときも目が離せない。

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「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」 © 2025 Disney and its related entities
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「先生、早く死んでくれませんか?」

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で大ブレイクしたパク・ウンビン演じる主人公が言い放つ、衝撃的なセリフが脳裏にこだまする「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」がディズニープラス スターにて独占配信中。

しかも、その“先生”とは韓国映画界の名優ソル・ギョングが演じる、かつての恩師の天才外科医である。

パク・ウンビンが初めて見せる闇、歪んでしまった師弟関係は一体どこへ向かうのか。まだ2話までの配信ながら、この顔合わせで贈る予測不能のメディカル心理サスペンスからはひとときも目が離せない。


「手術しながら死ぬことが夢」
2人の天才医師、その歪んだ師弟関係が見どころ


本作は、天才医師として期待されていた主人公チョン・セオクが、彼女をどん底に追い込んだ師匠チェ・ドッキと再会することから始まる、2人の天才医師の熾烈な対立と頭脳戦を描く極限のメディカル心理サスペンス。

子役から活躍してきたパク・ウンビンにとって、観る者すべてを夢中にさせ、世界的にも知られるようになった「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」を更新する作品として、本作は申し分ないだろう。

明るく朗らかで理知的なイメージがあり、「ストーブリーグ」のように男性社会の野球界で女性初の運営チーム長になり、時代劇「恋慕」では凛とした王子にもなりきった。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」では丁寧なリサーチと役作りで自閉スペクトラム症の新人弁護士を好演、前作「無人島のディーバ」では半年間1日3時間のボーカルレッスンを続けるほど役に没頭した。

これまでにも一本気でやや融通の利かないところもある、人一倍情熱的な女性を演じてきたが、今回はまるで別人のよう。鋭い眼差しに荒々しい態度、ここまで狂気と紙一重の衝動を抱えたキャラクターは初めてだ。

17歳で医大に合格し、何の後ろ盾もない中、その才能と執念で憧れの神経外科教授チェ・ドッキに食らいつくセオク。人生のすべてを懸けてきたと言い、「1から10まで 頭に入っていること 手が覚えていること全部教えてほしい」とドッキに懇願する。

“パーフェクト”とドッキからお墨付きを得ること、そして何より、オペ室にいることがセオクにとって生きている実感を得るものとなっていくが、あるとき、ドッキと衝突してしまい、医師免許を剥奪されてしまう。

以来、セオクは闇医者として表沙汰にはできない裏社会の人物や、ほかの医師からさじを投げられた命を違法手術で救い続けてきた。

そんな彼女の前に突然現れる、かつての恩師チェ・ドッキを演じるのが、『ペパーミント・キャンディー』『オアシス』などで知られる名優ソル・ギョングだ。名匠ホ・ジノ監督の『満ち足りた家族』では利益優先のエリート弁護士役が記憶に新しく、近年は自身が手に入れた権力や立場にしがみつくような役柄が印象深い。

今回のドッキも確かに天才的な神経外科医なのだが、高圧的で傲慢である。脳幹部グリオーマという難しい位置にある脳腫瘍を抱えるドッキは、かつて冷たく突き放した弟子セオクだけがオペできることを確信しており、“執刀しろ、しかも後遺症が残らぬように”と助けを求めてきた。セオクをオペ室から追い出し、その心をズタズタに引き裂いたにも関わらず、だ。

あの日、激しい雨の中で許しを乞うセオクを置いて立ち去ったドッキと対になるかのように、現在のドッキが手放せないフェンタニル(鎮痛剤)の瓶を目の前で粉々に踏み割るセオク。このときのパク・ウンビンの鬼気迫る表情、その瞳にはかつてないほど“恨”の炎が燃えている。

だが、そんなセオクの性格、思考、行動パターンを知り尽くしているのがドッキだ。何としてでもセオクに自身の脳の手術をさせるよう仕向けていく。手に汗握る第2話の終盤の展開も、もしかしたら、すべてドッキが仕組んだことかもしれないのだ。

お互いに、何も持たないところからのし上がった天才であり、オペが三度の飯より好き。そして、オペ中に死ぬことが本望だというーー。この師弟は驚くほどよく似ており、医学の進歩が踏み込んでしまったミステリアスな領域=脳に“魅せられている”という点で2人の天才は同類だ。

「医は仁術」と呼ばれる。人を慈しみ、思いやり、愛する心(仁)を持って人を救うのが医療である。なのにセオクは、あるときはナイフで命を救い、あるときはナイフで命を奪う。彼女の医療行為と人の生死に対する倫理観が結びつかず、その部分の乖離と欠落がこの上なく恐ろしい。

セオクはパク・ウンビン史上初めて、共感することの難しいキャラクターかもしれない。そのセオクが、憎き師であるドッキとあまりにもよく似ているというのが本作最大の面白さでもある。


「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」視聴ページ


鍵を握る?“闇落ち”パク・ウンビンを救うのは…


医師免許を剥奪された現在のセオクは、違法であっても脳のオペが行える状況を邪魔する者を次々手にかけていく。いずれも性根の腐った者ばかりではあるものの、本来、人を救うはずの医師がなぜ…? 

視聴者と同じ疑問を抱えながら、セオクを“お嬢様”と呼び、手術の助手から掃除洗濯など身の回りのことまで細々と世話を焼く青年、ソ・ヨンジュの存在は鍵を握りそうだ。セオクのオペで命を救われた、心根の優しいヨンジュは本作の良心といえる。すでに少しずつ、セオクとドッキの師弟関係の過去を探り始めている。

演じるのは、パク・ウンビン同様に子役から活躍し、「今、私たちの学校は…」主演で大きな注目を集めた次世代俳優のユン・チャニョン。大人の俳優へ向かう途中にパク・ウンビンとの共演で、闇落ちしている彼女を救うような役回りになるのでは?と期待している。

また、セオクの闇オペを麻酔医として手伝うパク・ビョンウン(「ムービング」)演じるハン・ヒョンホもいる。

「医は仁術」を最も体現している医師であり、ホームレスに緩和治療を施す彼を「時間と才能の浪費」と言い捨てるドッキとは気が合わない。なぜ、ヒョンホはセオクに力を貸すのか、この辺りも謎に包まれている。

タイトルになっている“ハイパー”とは、過度であること、程度や次元などが通常をはるかに超えていることを意味する。次元を超えた天才外科医と、“普通じゃない”といわれる常軌を逸した弟子、実はよく似ている師弟関係にはまさしくぴったりの言葉だ。

それに、ドッキが脳に魅せられる理由、“かよわく不安定で、優雅で美しい”という表現は、まるでオペに没頭するセオクを言い表しているようでもある。

一体、この似た者同士の天才医師の命を賭けた愛憎の心理戦はどこへ向かうのか。その裏にある、微妙な感情の揺らぎはひとときも見逃せない。

全8話、予測不能なメディカル心理サスペンスが行きつく先は、韓国ドラマファン、サスペンスドラマファンにさらなる衝撃を与えることになるはずだ。


「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」視聴ページ

「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」はディズニープラス スターにて独占配信中(全8話/毎週水曜日2話ずつ配信)。

《上原礼子》

「好き」が増え続けるライター 上原礼子

出版社、編集プロダクションにて情報誌・女性誌ほか、看護専門誌の映画欄を長年担当。海外ドラマ・韓国ドラマ・K-POPなどにもハマり、ご縁あって「好き」を書くことに。ポン・ジュノ監督の言葉どおり「字幕の1インチ」を超えていくことが楽しい。保護猫の執事。LGBTQ+ Ally。レイア姫は永遠の心のヒーロー。

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