2月20日に、『ショウタイムセブン』の大ヒット御礼舞台挨拶が新宿ピカデリーで開催された。主演の阿部寛、共演の竜星涼、井川遥が登壇し、SNSで募集した一般の質問に答えるなど、観客との交流を楽しんだ。
本作は、韓国映画『テロ, ライブ』を原作に、元人気キャスターが爆破犯との交渉役に指名されるという緊迫のサスペンスを描く。

キャスター役に初挑戦した阿部は、「この撮影以降、僕はだいぶ滑舌が良くなっていまして、感謝しています!」とジョーク交じりににこやかに挨拶。周囲からの反響も耳に届いているようで、「知り合いのキャスターの方が『これから観に行きます』と。でもキャスターなのでビビっています。僕のキャスターぶりについて何か言われるのではないかと…」と本職からのリアクションに戦々恐々としていた。

また若きキャスター・安積征哉役の竜星は、映画公開後はSNSをチェックしているという。「エゴサしたら『竜星涼が犯人っぽいぞ』と。まあ、確かに…」と苦笑い。これに阿部から「いつも犯人っぽいと言われているけれど、自分ではどうしてだと思いますか?」と質問されると、「うーん、含みのあるお芝居をし過ぎているのかも…?」と照れながら自己分析していた。

一方、真相に迫る記者・伊東さくら役の井川は、「公開後に実は映画館に観に行きました。お客さんの反応を見ながら鑑賞し、上映後の観客の皆さんの生の声を直接聞くことが出来ました」と報告。このお忍び鑑賞に竜星が「え?バレませんか?」と驚くと、井川は「バレてないですね!」と自信満々。
竜星から「大きいスクリーンで自分の顔を見た時ってどんな感覚なんですか?いいぞ、俺!とか思ったりします?」という素朴すぎる疑問が飛び出すと、阿部は「もうね、長年やっているから。そういうのは卒業してんだよ」とクールなアンサー。

さらに、映画公式SNSで募集した一般の方からの質問に答えるコーナーも実施。「緊張する瞬間」を聞かれた阿部は、「僕はね、こういう舞台挨拶が緊張する。最近は慣れてきたけれど、何年か前までは足が震えていた。でもお客さんが見ているわけだから、足を動かしたりしてごまかすしかない」と意外な一面も。
同じく舞台挨拶で緊張するという井川から「会場にいるお一方ずつの顔を見る。すると優しい眼差しで見てくれるんだと思って、みんな味方だと思うようにしています」との対処法を披露。
また、「自身の“実は”な意外な一面」を質問され、阿部は「僕は凄く間食しているらしいです。仕事でもちょっとした休憩になると、口が動いていると…。40歳過ぎて人から言われるようになった」と明かす。
自身の意外な一面が思い浮かばない竜星は、阿部から表裏がないことを指摘され、「裏表とかない素のまんま。それが僕の売りです!」と胸を張った。
井川は「実は早口なんですよ。意外とせっかちかもしれない。そして足が速い」とほんわかとしたイメージとはかけ離れた事実を口にしていた。

最後に主演の阿部は「今日は映画館までお越しいただき、本当にありがとうございます。皆さんのお顔を今後ハッキリ見るようにしますね!」と笑わせつつ「この映画は劇場でみんなで味わっていただき、スクリーンの中に没入していただくことが僕たちの目標です。ぜひこれからも多くの観客の皆さんに観ていただけたら嬉しいです。宜しくお願いいたします」とさらなる大ヒットに期待を寄せた。
『ショウタイムセブン』は全国にて公開中。