不朽のミュージカル「ウィキッド」を映画化する『ウィキッド ふたりの魔女』で主演を務めるシンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ジョン・M・チュウ監督が来日。2月19日(水)、東京・TOHOシネマズ日比谷で開催のジャパンプレミアに出席した。
名作児童文学「オズの魔法使い」に登場する魔女たちの知られざる物語を描いたミュージカル「ウィキッド」を映画化。後に“西の悪い魔女”となるエルファバ(シンシア・エリヴォ)と、“善い魔女”となるグリンダ(アリアナ・グランデ)の衝突と友情を描く2部作の超大作で、第97回アカデミー賞では、作品賞、主演女優賞、助演女優賞など10部門にノミネートされている。
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シンシア・エリヴォは、「再び日本の地を踏み、大好きな皆さんと作品を分かち合えることが誇らしい」と感激しきり。日本語で「ありがとうございます。日本、大好き」と挨拶し、「来日中、ずっとアリアナに日本語を教わっていたの」と笑顔を見せた。作品に対しては「愛やシスターフッド、ふたりの成長が描かれているし、ここにいる特別なふたり(アリアナ・グランデとジョン・M・チュウ監督)と仕事できたことが、この作品を特別なものにしている」と、深い思い入れを示した。
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一方、アリアナ・グランデの来日は、2017年に実施した自身のツアー「DANGEROUS WOMAN TOUR」以来。約8年ぶりに日本に舞い戻り「長い間、日本の皆さんと会えずにとても悲しかった。今日という日を、指折り数えて待っていました」と再来日の喜び爆発。日本語で「日本、大好きです」とファンに溢れる愛を届けた。作品については「怖がらずに自分らしくいることの大切さを伝えています」とアピールした。
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また、ジョン・M・チュウ監督(『クレイジー・リッチ!』『イン・ザ・ハイツ』)は、「正反対のふたりが違いを乗り越えて、友情を結ぶ美しい物語は、世界中の人たちが求めているものなんだと思う」と、本作が各国でヒットし、賞レースで旋風を巻き起こしている理由を説明。「才能溢れるふたりをキャスティングでき、一緒に腕を組みながら、スペシャルなものを作ろうとした長い旅だった」と、思いは格別だ。
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この日は、日本語吹替版でエルファバ役を務める高畑充希とグリンダ役の清水美依紗、グリンダの友人ファニー役を担当したkemio、同じくグリンダの友人シェンシェン役のゆりやんレトリィバァが来場し、来日ゲスト3人に花束のプレゼントを贈った。
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高畑は2020年に開催されたシンシア・エリヴォの来日公演を鑑賞しており、「今日、お会いできて感動しています」と大喜び。一方の清水は、アリアナ・グランデの大ファンで「毎回、新しい姿を見せてくれるアリアナに、すごく勇気をもらっていた」と、尊敬と感謝の眼差しだった。
『ウィキッド ふたりの魔女』は3月7日(金)より全国にて公開。
¥9,900
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