シリーズ最新作『ソウX』より特別映像が解禁された。
ジェームズ・ワン監督が手掛けた2004年の第1作『ソウ』とその続編『ソウ2』の間の物語が描かれる本作。シリーズの生みの親であるジェームズ・ワンとリー・ワネルが製作総指揮を手掛け、ジグソウ役のトビン・ベルと、アマンダ役のショウニー・スミスが再び登場する。
この度解禁されたのは、製作秘話をキャストらが語る特別映像。映像では、ジグソウことジョン・クレイマーを演じるトビン・ベルらキャスト陣や、監督のケヴィン・グルタートを筆頭とした製作陣も登場。ファンを想って製作したという渾身の最新作について語った。
シリーズ1作目の『ソウ』から数週間後のできごとを描く、まさに“原点回帰”といえる本作に対して、映像の冒頭でケヴィン・グルタート監督は「初期の“ソウ“の雰囲気を出したかった」と明かし、本シリーズのビジュアルを象徴するくすんだ緑や黄色を出すために35ミリカメラでの撮影にこだわったという。
また本作でも観客を震え上がらせること間違いなしのトラップの数々について、ジグソウを再演したトビン・ベルは、「非人道的ともいえるトラップに関しては、どうかしている連中に任せたよ」と冗談を交えながら製作陣への信頼を垣間見せると、スタッフも「全ファンが納得するはず」と自信をのぞかせた。
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そして、ジグソウの復活とともに注目したいのが、ジグソウの後継者候補の一人として暗躍するアマンダの再登場。図らずもジグソウを標的としてしまった医療詐欺の主犯セシリアを演じたシヌーブ・マコディ・ルンドは、「見どころはジョンとアマンダの関係性。特別なシーンになっている」と2人の共闘に太鼓判を押せば、アマンダを演じたショウニー・スミスは「あのころのアマンダにまた戻れるなんて」と興奮を隠せない様子で撮影をふり返った。
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製作陣が「長年のファンの期待は裏切らないよ。だから我々は時を巻き戻してこの作品を手がけた。ファンに捧げるために」と本シリーズ、そしてファンへのリスペクトを込めながら語る本作。すでに公開された海外では、原点回帰でありながらゲームの参加者ではなくジグソウに焦点をあてた新たなアプローチを採り入れたことで、シリーズファンはもちろん多くの映画ファンからも高い評価を得ている。
『ソウX』は10月18日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。