杉咲花主演ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」最終話の放送を前に、井浦新、吉瀬美智子、千葉雄大、岡山天音、生田絵梨花、主要キャスト陣からクランクアップのコメントが到着した。
本作は、“記憶障がいの脳外科医”という主人公が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマ。
第10話では、三瓶(若葉竜也)はもとより、星前(千葉さん)や津幡師長(吉瀬さん)、藤堂院長(安井順平)らがミヤビ(杉咲さん)の記憶障がいの原因を知ることになり、手術が困難なその状況に、誰もが言葉を失う様子が描かれた。三瓶だけは手術に一縷の望みをかけるが、ミヤビ本人は手術を拒否。それでもあきらめず、血管吻合の練習をする三瓶の姿が話題に。そして最終話では、ミヤビの脳に再発が認められる――。
そんな気になる最終話の放送を前に、まだ撮影が残る杉咲さんと若葉さんに先駆けて、約4か月にわたる撮影を終えた5人。
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ミヤビの主治医として、善と悪の間で苦悩する大迫教授を演じた井浦さんは、「誰も見たことがないようなドラマを作っていくという、気概のある座組に出会えました」と感謝し、「共演者、スタッフをぐいぐいとその気にさせていく、杉咲さん、若葉くん。2人のすばらしさが、この作品の核となり、すべてに焼き付いているんだと思います。一緒にお仕事できて、うれしく思っています」とコメント。
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津幡師長役の吉瀬さんは、「みなさんの意識が高くて、津幡は私じゃないほうがいいんじゃないのかと思ったこともありました」と本音を吐露。そんな日々を思い出してか、クランクアップの瞬間、「いちばん近くで、芝居を助けてくれて、励ましてくれた」という杉咲さんから花束を贈られると、涙を浮かべる一幕も。
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また、星前役の千葉さんは「杉咲さん、若葉さん、2人の作品に対する向き合い方や熱意はすごかった」とふり返り、さらに「人と向き合うのって、大変だけど、なんとなくでやらないで、一つ一つを大切に、尊重し合って作っていったら、素敵なものができるんだなっていうのは、『アンメット』であらためて学びました」とコメント。若葉さんと熱い抱擁を交わし、役柄同様に現場を明るく盛り上げた。
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恋愛要素も担う重要な役どころを演じた岡山さんは、「こんな現場ないなっていう思いが、最初からずっとありました。ある種、どこまでいけるのか…映画とかドラマとか、そういう枠は関係なく、作品作りの上で、どこまでみんなで共同体として突き進めるのかをひたむきに、一丸となって挑戦していった作品でした」とふり返る。
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ついに幸せをつかんだ麻衣役の生田さんは、花束を持って駆けつけた杉咲さんと「えーー!ありがとう!」と笑顔でハグ。そして「ここでお別れっていうのはとてもさみしいのですが、みなさんにまた会いたいなと思うので、その日まで楽しみに、日々精進していきたいなと思います。本当にありがとうございました!」と名残惜しさをのぞかせた。
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なお、最終話放送を前に、これまでの内容を2時間に凝縮したダイジェスト番組が「TVer」で配信中のほか、最終回当日には地上波で放送もされる(※関西ローカルのみ【前編】午後2:45~/【後編】午後3:45~)。
最終話あらすじ(6月24日放送)
ミヤビ(杉咲花)が激しい頭痛に襲われ、倒れた。検査の結果、再発が認められ、このまま症状が進めば意識障がいが出る可能性も高い。脳梗塞が完成して命に関わるのも時間の問題という切迫した状況に。三瓶(若葉竜也)は、すでに数時間しか記憶がもたなくなっているミヤビに、これ以上症状が進行するようなら、手術を任せてほしいと伝えるが、ミヤビの意思は固く、やはり手術はしないという。
あきらめきれない三瓶は、限られた時間でノーマンズランドの0.5mm以下の血管を吻合できるよう練習に没頭。しかし、ミヤビの気持ちを察した津幡(吉瀬美智子)から、「彼女が望んでいることをしてあげて」と言われ、あることを決意する。過去2年間の記憶を失い、今日のことも明日には忘れてしまう――。
記憶障がいという重い障害を抱えながらも、毎日つづる日記を頼りに明るく前向きに生き、多くの患者に寄り添ってきたミヤビ。彼女の今日はまた、明日につながらなくなってしまうのか。命の危機にひんするミヤビと、彼女を救おうとする三瓶。2人を待ち受ける未来はーー。
「アンメット ある脳外科医の日記」は毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。