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ゼンデイヤ演じる天才テニスプレイヤーを愛した2人に迫る『チャレンジャーズ』

ゼンデイヤ主演『チャレンジャーズ』からテニス界の元スター選手の虜になった親友同士の若きテニスプレイヤーの10年以上に渡る愛の物語について、監督やキャストたちが語った。

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『チャレンジャーズ』© 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.© 2024 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. All Rights Reserved.
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ゼンデイヤ主演、ルカ・グァダニーノ監督最新作『チャレンジャーズ』が6月7日(金)より公開。テニスの世界を舞台に、2人の男性を同時に愛するテニス界の元スター選手と、彼女の虜になった親友同士の若きテニスプレイヤーの10年以上に渡る愛の物語を描く本作について、監督やキャストたちが語った。

日本に先駆け、4月26日から北米3,477劇場で公開されると、オープニング3日間で1,501万1,061ドル(※)を記録し、初登場第1位を獲得。

公開に向けて行われたプロモーションでは、ゼンデイヤがテニスモチーフの衣装で度々登場し、「テニスコア」と呼ばれるファッショントレンドを巻き起こしている(※数字はBox Office Mojo調べ)

ゼンデイヤ演じる天才的なテニスプレイヤー、タシ・ダンカンを愛し追い求めた2人の男性のうち、パトリック・ズワイグを演じるのは、人気ドラマシリーズ「ザ・クラウン」で若き日のチャールズ皇太子を演じ、第73回ブライムタイム・エミー賞で主演男優賞獲得。さらに2年連続で英国アカデミー賞にもノミネートされ、第78回ゴールデン・グローブ賞ではドラマ部門主演男優賞を受賞しているジョシュ・オコナー。

そして、アカデミー賞で複数の賞を受賞したスティーヴン・スピルバーグ監督の『ウエスト・サイド・ストーリー』にリフ役で出演し、2023年の英国アカデミー賞にノミネートされるなど今後の活躍が期待されるマイク・フェイストが演じるアート・ドナルドソン。

物語のはじまりは、ダブルスを組む親友同士の2人が大学に進学するか、プロに転向するか悩んでいた18歳の夏、タシの圧倒的なテニスプレイに魅了されたのをきっかけに、恋のライバルとなる。

そんな2人について監督のグァダニーノは「彼らの目標はテニスで互いの上に立つこと。そしてタシに選ばれること。その野心は、友情関係が崩壊し、互いの本音がむき出しになった状況では、壊滅的な結果を生むことになる」と示唆する。

パトリック・ズワイグを演じるジョシュ・オコナー

ジョシュ演じるパトリックについて、監督は「彼はナルシシズムを全面に押し出したような人物。自分をコントロールするのが下手だけど、同時に人を引きつける魅力をもっている。チャーミングで魅力的な人の周りには特別な空間が生まれ、みんな近くにいたいと思う」とパトリックの持つ魅力を明かす。

演じたジョシュ自身は「彼は何においても特別扱いされるような人間なんだ。自分でも傲慢だと自覚しているけど、実は自分を守るための自衛の結果なのでは?と、監督と共にキャラクターを掘り下げていった」と、パトリックという魅惑的な人物像を監督とチューニングして作り上げたことを明かしている。

一方、アートを演じたマイクは、「もしかすると彼はテニスから心が離れてしまっているのではないかということ。誰もが1度は“大人になったら何になりたいか”と考えると思うんだ。子供の頃から目標が明確にあっても、現実を目の当たりにするたびに少しずつ進む道を調整していく。若者たちが自分たちの道を信じて進んでいく姿が描かれている。しかし大人になるにつれて人生の様々なことに直面し、『残りの人生をどう生きていこうか?』と考える様になる」と話す

アート・ドナルドソンを演じるマイク・フェイスト

ティーンエイジャーから大人になり、世界で活躍するトッププレイヤーになっていくキャラクターが持つ内面、成長とともに訪れる変化について、明かしている。監督は「マイクの強みの一つは舞台出身だということ。彼はスクリーンでもブロードウェイでも、踊って、ドラムを叩き、歌える体力と技術がある。そしてそれは、考えるより先に動いてしまうアート・ドナルドソンにとっては大事な要素なんだ。彼は行動したいと強く思うけど、同時に、完璧に自分をコントロールできる自己抑制力も強い。矛盾した人物像。その矛盾をマイクは美しく演じてくれた」と、大絶賛している。

続けて「ジョシュの演技を通じてパトリックというキャラクターがユーモアと、幻滅をもたらすのに対し、マイクの演技を通し、アートというキャラクターはある種の兄弟愛、苦悩、そして脆さを表現している」と、対称的なキャラクターを描き本作に深みをもたらしていることが分かる。

「そしてこの2人を掴んで離さないのがパワフルなタシだ。彼女が間に入ることでなんとか3人はまだ繋がっている。3人は欲望という言葉で括られた境界すら超えていく」と、パトリックとアートという2人の欲望の中心が常にタシであること、どちらかを選ばないといけない、といったありふれた三角関係ではないことを語っている。

併せて解禁された場面写真は、タシと口付けを交わそうとする、パトリックとアートの場面写真。キャンドルが灯るムーディーな雰囲気のなか、タシの頬にそっと手を添え真っすぐに見つめるセクシーなパトリックの姿と、身体を寄せ合い顎を引き寄せるタシを優しく見つめるアートの姿。そして2人を愛したタシの異なる視線にも注目だ。

『チャレンジャーズ』は6月7日(金)より全国にて公開。



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《シネマカフェ編集部》

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