世界的ベストセラーSF小説を実写化したドラマシリーズ「三体」よりメイキング映像が解禁された。
迫り来る異星文明の侵略に直面する人類を、時代・国境を越えて壮大に描き出す本作。その中で、この危機を解決に導くヒントとなるのが、VRゲームの“仮想世界”だ。
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この度、様々な時代・場所がミックスされた不可思議なこの世界を創造する上での過程を映し出した特別メイキング映像が解禁。キャスト・制作陣の口からは「予測不可能な作品だ」「未知の出会いがある」「この作品は眼福」「驚異のビジュアルに世界観。過去に類を見ない」などと語られ、本作の圧倒的な規模感を感じ取ることができる。
解禁された映像では、VRに登場するありとあらゆる世界観を構築するまでの努力が語られるとともに、このVRゲームが劇中のキャラクターたちに混乱をもたらすシーンも映し出されていく。そのVRのヘッドセットは、ある日世界中の有能な科学者たちの元へどこからともなく届けられた。装着した途端、“現実”としか思えないリアルな五感とともに不可思議な世界に誘われ、そこであるミッションを課せられる。
VRの多彩さについて、“侵略対策”の指揮を執るリーダー・ウェイド役のリーアム・カニンガムは、「殷王朝、チューダー朝、16世紀のイタリア、クビライ・カンの歓楽街、ザナドゥ…役者冥利に尽きる」と自信を携え解説。そして、「ゲーム・オブ・スローンズ」でもショーランナーを務めたD・B・ワイスは、この世界を構築する上で「作品には歴史的要素がある。歴史を見ているような臨場感が必要」とふり返った。
制作陣はそれを実現すべく、衣装にも徹底的にこだわり、セットも破格の規模に。監督のデレク・ツァンは「巨大なLED舞台を作り上げた」、ショーランナーのアレクサンダー・ウーも「1000台に及ぶ膨大な数の画面でセットを作った」と明かした。
そうした圧倒的な規模で生み出されたシーンのひとつが“重力に逆らうシーン”。D・B・ワイスは「3000万人のモンゴル兵士が空に舞い上がる。過去にない」と強く断言。一瞬差し込まれる映像だけでも圧巻のシーンであることが分かるが、果たしてこの事態は何故引き起こされてしまうのか。VRについて、カニンガムは、「ゲームには謎がある。ゲームかは断言できない」と意味深に語っており、映像では“ゲーム画面をウォッチしている人間”らしき存在も映し出され、謎は深まるばかりだ。
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アレクサンダー・ウーが「秀でた才能のチームがかつてないものを作り上げてる」と語っているように、あらゆる分野のプロフェッショナルが集結し壮大な映像を作り上げた本作の裏側を垣間見ることのできるメイキング映像となっている。
Netflixシリーズ「三体」はNetflixにて独占配信中。