悪魔に憑りつかれた2人の少女とその親たちが直面する恐怖を描いた『エクソシスト 信じる者』より特別映像が解禁された。
ホラー映画の金字塔『エクソシスト』から50年を経て新たな恐怖が描かれる本作。この度解禁されたのは、本作のクライマックスである悪魔祓いシーンの撮影に迫った特別映像。
監督のデヴィッド・ゴードン・グリーンが「クライマックスの撮影は本当に大変だった」とふり返るように、物語の終盤に行われる壮絶な悪魔との死闘は何度もリハーサルを重ねたうえで完成した。
撮影現場ではスタッフだけでなくキャスト陣もディレクションに参加しながらこの重要なシーンの撮影が進められ、メイキング映像の中では、ヴィクター役のレスリー・オドム・Jrは「ここで一番重要なのは父娘の愛だ」、ミランダ役のジェニファー・ネトルズは「近づこうとすれば親密さがでる」とそれぞれ熱のこもった意見を出し合う姿も捉えられている。
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グリーン監督は「戦略をしっかり立てないとピンチに陥る現場には常に張り詰めた空気が流れていたプランが固まったら一気に解き放つ」と緊張感のあふれるなか、緻密な計算のもと組み立てられたうえで進行した現場の様子をふり返っている。
なお、オリジナル版『エクソシスト』は主にカトリックにおける憑依を扱っているが、『エクソシスト 信じる者』では複数の信仰の観点から検証している。それを表すようにこのクライマックスシーンでは様々な宗派のエクソシストたちならびに少女の親たちが力を合わせて悪魔に挑む様子が描かれる。
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グリーン監督は本作のこの複雑な結びつきについて「昔からあらゆる宗教に興味があるから、宗教を題材とした映画を見ると、鑑賞後に大抵リサーチする。憑依を多くの異なる観点から描き、様々なキャラクターや彼らが信仰する宗教観から探求することができた」と、長年にわたり興味の対象であった宗教の特徴を調査し、熟考して作り上げられたことを語っている。
グリーン監督による徹底した宗教についてのリサーチ、そしてキャストのみならずチーム一丸となって作り上げた壮絶なクライマックスシーンをぜひ本編で体感してほしい。
『エクソシスト 信じる者』は12月1日(金)より全国にて公開。