10月23日(月)から開催される第36回東京国際映画祭コンペティション部門への正式出品が決定している『正欲』から、Vaundyが歌う主題歌入りの本予告が解禁。稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗ら豪華キャストによる新たなシーンも登場している。
稲垣さんは検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜役。広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月役に新垣さん。両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道役に磯村さん。そして佐藤寛太がダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也、東野絢香は大也と同じ大学に通う神戸八重子を演じている。
今回解禁された映像は、主要キャラクターとなる5人の新たなシーンを含む60秒の予告編。正義で世界を測る検事の啓喜(稲垣さん)は、「社会の“バグ”は本当にいるの。悪魔みたいなやつがいるんだよ!」と激昂したかと思えば、かすかな笑みをたたえ静かに空を見上げる場面も登場し、どんな役柄なのか期待が高まる。
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また、大学生の八重子(東野さん)は、自分が落としたプリントを拾ってくれた見知らぬ男性と手が触れ合った瞬間、怯えるようにその手を引っ込める。同じ大学に通う大也(佐藤さん)は、内に秘めた感情を吐き出すかのような激しいダンスを披露。まるで何かに心をとらわれているかのような、若い彼らの動向にも注目だ。
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ある秘密を抱える夏月(新垣さん)は、なぜか着衣のままプールに浮かび、そんな夏月と秘密を共有する中学時代の同級生・佳道(磯村さん)は「この世界で生きていくために、手を組みませんか?」と彼女の目を見て語りかける。
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「それでも私たちが、抱えている欲望はあっていいものだと思いたい」と語り、ぎこちなくも優しく佳道を抱きしめる夏月。そして、映し出されるタイトル「正欲」。タイトルの言葉が意図するものとは? 交差した彼らの人生はその後どこに向かうのか? 物語が進むにつれ、別の場所でそれぞれの人生を歩んできた彼らの関係は少しずつ交わっていく。
そんな印象的なシーンの数々が展開される予告映像に流れるのは、Vaundyが歌う主題歌「呼吸のように」(SDR)。自身初の映画主題歌となった本楽曲は、書き溜めた未発表の曲から、映画の世界観に合うものをVaundyが選び提供した重要な1曲。かけがえのない人とのつながりを表現した「これが愛であって欲しい と言うのが君であって欲しい」という歌詞が深い余韻を残している。
『正欲』は11月10日(金)より全国にて公開。