Photo by Vivien Killilea/Getty Images for IMDb
ルカ・グァダニーノ監督最新作『Challengers(原題)』は、SAG-AFTRAのストライキの影響で予定されていた秋の公開を延期することになったとIndie Wireが報じている。ゼンデイヤ、ジョシュ・オコナー、マイク・ファイストらが出演する本作は、ヴェネチア国際映画祭のオープニングナイトでワールドプレミア上映されることが決定していたが、公開延期に伴い上映を取り下げることが発表された。その代わりに、エドアルド・デ・アンジェリス監督の『Comandante(原題)』がオープニングを飾る。
米配給を担当するAmazonはIndieWireに提供した声明の中で、「我々のパートナーと熟慮を重ねた結果、またSAG-AFTRAが会員に対して提示したパラメーターを考慮し、『Challengers(原題)』を今年のヴェネチア国際映画祭から取り下げるという難しい決断を下しました。後日、私たちのアンサンブル・キャスト、ルカ・グァダニーノ監督、そして映画製作チームとともに、この映画を祝える日を楽しみにしています」とコメントしている。
ゼンデイヤはこの映画で1,000万ドル(約14億円)のギャラを受け取ったとされており、彼女のレッドカーペットでの存在感とSNSのフォロワー数には、やはり大きな宣伝効果があるようだ。
グァダニーノ監督は以前、映画祭でのプレミア上映が発表された際のプレス声明で「ヴェネチア国際映画祭で私の新作『Challengers(原題)』を観客に体験してもらえることにとても興奮しています。この作品は、若者のエネルギー、愛、そしてパワーを描いた、現代的で大胆な物語です」と語っていた。なお本作は、来年の4月26日に公開予定に変更された。