ヴィム・ヴェンダース監督が役所広司主演で渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた長編映画『PERFECT DAYS』。この度、第76回カンヌ国際映画祭にて、コンペティション部門へ正式出品を果たした本作の海外用特報映像が解禁された。
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5月16日から開催された、世界中から選出された映画と映画人が一堂に会する世界最大級の国際映画祭、第76回カンヌ国際映画祭にてコンペティション部門へ正式出品を果たした本作。
現代映画における最も重要な1人とされるドイツの名匠ヴィム・ヴェンダースが、日本の公共トイレのなかにsmall sanctuaries of peace and dignity(平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所)を見出し、東京・渋谷の公共トイレ清掃員・平山という男の日々の小さな揺らぎを丁寧に追いながら日々を紡いだ。
この度解禁されたカンヌ国際映画祭用の映像は、パリ、ロンドン、ベルリン、東京で行われた試写会で、「今の東京をこんなにも温かく、美しく、描けるのか」と驚きの声が多数あがった映像。
「この世界にはつながっている世界と、そうでない世界がある」その言葉のとおり、自分だけのルーティンのなかを淡々と生きる清掃員の平山。そしてそれを静かに揺らす出来事たち。
ヴィム・ヴェンダースの見つめる、詩的で温かな世界がここにあると分かる映像となっている。